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2024年12月13日

米新規失業保険申請がデータ変動大きい時期と重なり、2カ月ぶりの高水準 

 米国新規失業保険申請件数(12月7日終了週)は
   24万2000件
と前週比+1万7000件と増加し、2カ月ぶりの高水準となった。
 この時期は年末のホリデーシーズンを控えデータは振れやすくなっている。

 前週は22万5000件(速報値22万4000件)に修正した。
 また、失業保険の継続受給者数(11月30日終了週)は188万6000人に増加した。
 エコノミスト予想値は187万7000人となった。
 この週は感謝祭の祝日を含む。。
 より変動の少ない新規失業保険申請の4週移動平均も増加した。

  継続受給者数はこれで2カ月近く、3年ぶり高水準付近で推移しており、新たな職を見つけるまでの期間が長期化していることを示唆した。
 先週発表された11月の雇用統計では、失業率は4.2%へ上昇した。
 3カ月以上の長期失業者の数も増加した。

 新規の申請件数は季節調整前ベースでも増加し、1月以来の高水準だった。
 州別ではカリフォルニアの増加数が突出して多かった。
 その後をテキサスとニューヨークが続いた。
 
 小幅な減少となったのは4州のみで、失業保険の新規申請が全米に広がっていることを示唆した。
  
   
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AI需要が追い風のブロードコム、8−10月利益は市場予想上回った。

 米アップルなど大手ハイテク企業に半導体を供給する
   ブロードコム
の8−10月(第4四半期)決算では、利益が市場予想を上回った。
 人工知能(AI)需要に支えられた。
  
 12日の同社発表によると、8−10月利益は一部項目を除いたベースで1株当たり1.42ドルとなった。
 なお、ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均は1.39ドルだった。売上高は141億ドル(約2兆1500億円)近くに増加。予想は141億ドルだった。
  
 2024年11月−25年1月(第1四半期)の売上高については146億ドルになるとの見通しを示し、市場予想と一致した。
   
 今回の決算は、AIコンピューティングの需要が他分野の減速を補っていることを示唆する。
 米エヌビディアと同様、ブロードコムはAI関連支出の主要な受益者としての地位を固めつつある。
  
 ブロードコムの株価は決算発表後の時間外取引で約4%高となった。
 年初来では同日終値までの時点で62%値上がりしている。
     
   
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トランプ氏はウクライナ支援を対ロシアの交渉レバレッジに利用するとにお目論見は??

 トランプ次期米大統領は、米誌タイムとのインタビューで
   米国の対ウクライナ支援
を戦争終結の交渉でロシアに対するレバレッジとして利用する意向を示した。
 トランプ氏は12日に報じられた同インタビューで、ウクライナへの支援を続けるかどうか問われた。
 同氏は長きにわたって、ウクライナへの
   支援継続に懐疑的な見方
を示している。
  
 タイムのインタビューによると、トランプ氏は「私は合意に達することを望んでいる」と述べ、「合意に達する唯一の方法は、放棄しないことだ」と続けた。
  
 ただし、ロシア領内の軍事標的にウクライナがミサイル攻撃を仕掛けたことについては批判的な見解を表明した。
 また、「ミサイルをロシアに何百マイルも飛ばすことには強く反対する。なぜそんなことをするのか」とトランプ氏は問いかけ、「戦争をエスカレートさせ、悪化させているだけだ」と続けた。
  
 ウクライナによるこうしたミサイル攻撃は、政権交代を数週間後に控えた現職のバイデン米大統領が、ウクライナに課した
   一部の攻撃制限を解除
した後の動きだ。
  
 トランプ氏はウクライナのゼレンスキー大統領とロシアのプーチン大統領による交渉での決着を強いることで、紛争の解決を図る方針を示してきた。
 そのような解決策は、ウクライナがロシアに占領された領土を失う結果になり得る。
    
     
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ピムコが活況のリスク移転市場に「隠れたリスク」の可能性を指摘、楽観的な見通しは「規律をもって抑制されなければならない」と強調し警戒を促す。

 パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のポートフォリオ・マネージャー
   クリストファー・クラウス氏
が率いるチームは今週発表したリポートで、慎重なアプローチが求められる資産担保融資の一つとして
   合成リスク移転(SRT)市場
を挙げ、「まだ検証されていない重大な資本形成や、隠れたリスクがある」と指摘した。
 
 PIMCOのクラウス氏、ハリン・デシルバ氏、ジェーソン・スタイナー氏は「SRTは、銀行が組成した高品質の信用に効率的なアクセスを提供するが、それ自体が独立した資産クラスであるとは考えていない」と指摘した上で、「ローン全体へのアクセスが困難な場合、高値で取引されている場合、または規模が小さい場合などには、特定の資産クラスにアクセスする魅力的な手段であると考えている」と続けた。
 
 リポートでは、音楽著作権や短期消費者ローン商品への投資についても慎重な姿勢を促した。
 3人は、資産担保融資は最も確信度の高い投資テーマの一つとしつつ、楽観的な見通しは「規律をもって抑制されなければならない」と強調した。
   
 SRTは、リスクを軽減しながら融資能力を高める手段として銀行からの人気が高まっている。
   
 欧州の銀行、最近では米国の銀行も、「シグニフィカント・リスク・トランスファー」とも呼ばれるこの金融商品を利用して引き受けリスクを投資家に移転し、新たな融資のための資金を確保している。
  
 昨年の地域銀行危機以降、ヘッジファンドやその他投資家は成長中のSRT分野に殺到している。米国の銀行は規制強化を見越してSRT商品を急速に発行している。
 SRTは利益を生む可能性がある一方で、投資家は
   最初の損失
を被る必要がある。
   
 
posted by まねきねこ at 08:57 | 愛知 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | onemile stone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「今年の人」に選ばれたひと

 トランプ次期米大統領米誌タイムの「パーソン・ オブ・ザ・イヤー(今年の人)」に選ばれたことにちなんで開かれたイベントで、ニューヨーク証券取引所(NYSE)の取引開始を告げるオープニングベルを鳴らした。
 法人税率を現行の21%から15%に引き下げると表明した。
 このほか、キャピタルゲインと配当への課税引き下げについて顧問らと協議していると述べた。
 タイムとのインタビューでは、米国の
   対ウクライナ支援
を戦争終結の交渉でロシアに対するレバレッジとして利用する意向を示した。

  
posted by まねきねこ at 07:44 | 愛知 | Comment(0) | TrackBack(0) | onemile stone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

利上げは展望リポートが発表される4月会合以降まで後退させるつもり?

 3月は国内で予算審議が行われ、日銀が注視する春闘の回答が出そろう。 
 ニッセイアセットマネジメント戦略運用部専門部長
   三浦英一郎氏
は「利上げは展望リポートが発表される4月会合以降」と述べ、円は日米金利差を意識した売り圧力にさらされ続ける可能性があると続けた。
  
   
posted by まねきねこ at 07:12 | 愛知 | Comment(0) | TrackBack(0) | onemile stone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日銀の利上げが「12月になくても1月にはある}ということが円安のストッパーにはなっている

 三井住友信託銀行米州部マーケットビジネスユニットの
   山本威調査役(ニューヨーク在勤)
は、日銀の利上げが「12月になくても1月にはあるということが円安のストッパーにはなっている」と指摘した。
 1月も見送られた場合、次の3月は「トランプ政権がスタートして相場が不安定化しているリスクがある」と懸念を示している。
  
   
posted by まねきねこ at 07:09 | 愛知 | Comment(0) | TrackBack(0) | onemile stone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アルフレッド・エマニュエル・サラシン(Alfred Emanuel Sarasin)スイスの銀行家

アルフレッド・エマニュエル・サラシン(Alfred Emanuel Sarasin)
   1922年4月13日 - 2005年5月8日
 スイスの銀行家、政治家 

 祖父はアルフレッド・サラシン・イズリン(Alfred Sarasin-Iselin)で父は銀行家のベルンハルト・サラシン(Bernhard Sarasin)で、1950年に若くして亡くなったため、
   アルフレッド・E・サラシン
がサラシン銀行の経営を引き継いだ。
 1954年から2005年まで、彼は自身の事業を超えてスイスの銀行業界のために尽力した。
 1965年から1986年までスイス銀行協会の会長を務め、
の銀行評議会の議長も務めた。
 1987年、 A.サラシン&Cie社は有限責任組合となり、新たに
   Bank Sarasin&Cie
に改名された。

 アルフレッドの死後、銀行は2007年に銀行家の
   エリック・サラシン
   アンドレアス・サラシン
   イヴ・サラシン
によってオランダの
に売却された。

 なお、ラボバンクは後に銀行をジュネーブの
   サフラグループ
に売却した。

    
posted by まねきねこ at 07:05 | 愛知 | Comment(0) | TrackBack(0) | バイオグラフィー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

金融機関の時価評価などモデル活用でAI活用には潜在リスクが残ったままだ

 金融庁は12日、過去データに基づいた将来予測などの活用やリスク管理の実態について、大手金融機関を点検した結果を公表した。
 人工知能(AI)の活用には
   潜在的なリスク
があり、利用の広がりに応じて管理強化が必要だと指摘した。

 大手銀行や証券会社は過去データを活用して推定値や予測値をつくり、金融商品の
   時価評価
や自己資本の
   ストレステスト
などに活用している。こ
 うした手法は「モデル」と呼ばれ広く使われているが
   モデル自体が不適切
だと誤った意思決定につながり、収益に
   大きな損害
を与えるリスクが指摘されている。
  
 金融庁はこうしたリスクや対処状況について大手金融機関を対象に3年間にわたってモニタリングを行った結果、リスク管理の枠組み構築はおおむね終えて実務にあたっていると評価する一方、モデルへの活用が進むAIについて、リスクに対応した検証方法をまだ模索・検討している段階だと指摘した。
  
 金融庁の担当者は、将来的には金融機関のリスク管理の中枢にAIモデルが使われる可能性があると説明した上で、金融機関のAI活用はまだ初期段階で、今後はリスク管理面からの議論が必要と述べ、実態把握に努めるとした。
   
  
   
ひとこと
 そもそも、内部留保を配当金等で支払わせないことが問題だろう。
 投資効率の向上が金融機関には必要だが、何もできていない点が改善できていない。 

   
posted by まねきねこ at 02:00 | 愛知 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | onemile stone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「赤プリ」跡地ビルを株主還元や成長投資を目的に、西武HDが4000億円で売却

 西武ホールディングスは12日、プリンス系ホテルなどが入る複合商業ビル「東京ガーデンテラス紀尾井町」(千代田区)を約4000億円で米投資会社
   ブラックストーン
に売却すると発表した。
 この売却で得る資金を株主還元などに充てる計画も示した。

 西武HDの発表資料によると、取引は来年2月末までに完了する予定で、売却後も同施設の運営・管理を担う。
 同社は売却益として約2600億円の計上を見込むとし、今期(2025年3月期)純利益予想を従来の840億円の3倍超の2660億円に上方修正した。

 なお、株主還元策では、発行済み株式(自己株を除く)の8.7%、700億円を上限とした自社株買いのほか、期末配当を従来予想の1株当たり15円から25円に引き上げ、年間配当を同30円から40円に増配する。
 また、ホテル事業の価値向上のための成長投資として品川プリンスホテルの改装などに約500億円を投資する。
 
 西武HDは、24年5月発表の長期戦略で不動産事業を成長の中核と位置付け、35年度の連結営業利益目標を23年度比2倍強の1000億円以上に引き上げた。
 流動化で得た資金を新規投資する「不動産回転型事業」に参入する。
 保有したまま運営する事業モデルとの決別を宣言した。同ビル売却はその試金石として同時期に発表された。

 今回の取引額は、国内不動産物件としては、政府が保有分を
   ヒューリック
などに売却した大型複合ビル「大手町プレイス」(4364億円)に次ぎ過去2番目の規模となる。
 低い状態が続く金利や円安・ドル高を背景に、日本の不動産市場に強気な姿勢を示す海外投資家の動きを象徴する大型案件と言えそうだ。

   
posted by まねきねこ at 00:00 | 愛知 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | onemile stone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする