米国クリーブランド地区連銀の
メスター総裁
は2日、ロンドンで講演し利下げを支持する用意はまだないと述べ、ここ数カ月の状況は、経済データの
ソフトパッチ(軟化局面)
が過ぎ去った後に当局が利上げを再開した2016年ごろに似ていると指摘した。
メスター総裁
は2日、ロンドンで講演し利下げを支持する用意はまだないと述べ、ここ数カ月の状況は、経済データの
ソフトパッチ(軟化局面)
が過ぎ去った後に当局が利上げを再開した2016年ごろに似ていると指摘した。
また、利下げの必要性を見極める上で自分にとって重要なのは、経済が持続可能な成長ペースへ向かっているのか、もしくは一段と有意な減速に向かっているのかという点だと総裁は述べた。
なお、その決断を下すのは時期尚早だ。金融政策のスタンス変更を検討する前に、より多くの情報を集めることが望ましいと語った。
なお、その決断を下すのは時期尚早だ。金融政策のスタンス変更を検討する前に、より多くの情報を集めることが望ましいと語った。
また、労働環境における弱い雇用統計が2、3続き、製造業活動のさらなる落ち込み、企業投資や消費の弱まりを示唆する統計、さらに長期のインフレ期待値低下などを目にすれば、基本シナリオが弱い経済成長にシフトしていると示す兆候だと受け止めるだろうと指摘した。