米国クリーブランド地区連銀のメスター総裁は24日、米国経済は金融当局が
11月に資産購入のテーパリング(段階的縮小)を開始
するための条件を満たしており、来年末までには
利上げの条件
も整う公算が大きいとの見方を示した。
メスター総裁はテーパリングの11月開始と来年前半での終了への支持を表明し、さらに「景気回復が続けば労働市場の改善は継続し、来年末までにフェデラルファンド(FF)金利引き上げの条件も整うとみている」と分析した。
米連邦公開市場委員会(FOMC)会合21、22両日に開催された後、金融当局者の発言はこれが初めてとなる。
議事録にある利上げに関する今回の発言は、来年の利上げを見込んでいる当局者9人のうちの1人がメスター総裁であることを示唆するもの。