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2024年06月10日

ECBの追加利下げは必ずしも近くはない

 欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーも務めるドイツ連邦銀行
   ナーゲル総裁
は10日、経済や物価圧力の動向を巡り不確実性が依然高いなか、ECB政策当局者は慎重であり続ける必要があるとライプチヒで行った講演で発言した。
 データに基づき、会合ごとに今後の決定を下していくとのECBの方針を強調した。

 「例えて言うなら、そこから必ず下がる山の頂上にわれわれがいるとは見ていない。むしろ、われわれがいるのは尾根で、さらなる下山に適切な地点を探さなければならない」と語った。
 
 しばらく追加利下げを行わないかもしれず、どれだけ速くインフレ率が目標の2%に低下するのか見守ることになると語った。
 
   
posted by まねきねこ at 21:00 | 愛知 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | onemile stone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

プーチン大統領が数週間内に北朝鮮とベトナム訪問(ロシア紙)

 ロシア紙ベドモスチは10日、プーチン大統領が数週間以内に北朝鮮とベトナムを訪問する予定だと報じた。
 ロシアのマツェゴラ駐北朝鮮大使が同紙に、プーチン氏訪朝の準備が進められていると述べたという。
 また、プーチン氏は月内にもベトナムを訪問する可能性があり、北朝鮮の直後に訪れることになりそうだと続けた。
 
 プーチン氏と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は、北朝鮮の労働者をロシアが受け入れるかどうかについて協議する可能性があるとしている。ロシアでは多くの男性が
   ウクライナ戦争
に動員されたほか、徴兵を避けるために出国した人も多く
   深刻な労働力不足
が起きている。
 プーチン氏は大統領に初めて就任した2000年に1度北朝鮮を訪れた。
 ベドモスチはベトナムのロシア通商代表の先月の発言として、両国間の最も差し迫った貿易問題は
   決済のための銀行支援
だと報じた。

  
ひとこと
 経済制裁を受けているロシアへの輸出で支払われる通貨の価値の問題がある。
 中国の人民元を介在したとしても、交換レートがそもそも適切と言えるのか。
 プーチンの訪問もロシアから北朝鮮は入りやすいだろうが、ベトナムへのルートが気になるところ。
 中国の領空を通過するのか?

    
posted by まねきねこ at 20:27 | 愛知 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | onemile stone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

オプション市場の関心はインフレ動向よりも雇用情勢に向き始めるだろう

 シティグループの株式トレーディング戦略責任者
   スチュアート・カイザー氏
は顧客向けリポートで、オプション(アット・ザ・マネー)市場では、S&P500種株価指数のインプライドボラティリティー(IV、予想変動率)が、12日に上下いずれかの方向に1.25%の値動きがあると示唆した。
 この水準が11日の取引終了まで維持されれば、FOMCの決定を控えたIVの水準としては、2023年3月以降で最高になるという。

 カイザー氏は、「過去1年間、市場はCPIとFOMC会合をそれぞれ控えたボラティリティーを平均0.75%とおおむね同程度で織り込んでいる。この二つが重なることで、より大きなイベントとなり、不確実性が高まることになる」と説明した。
 
 また、過去1年には、それぞれのイベント後のS&P500種のボラティリティーは平均0.8%だったと付け加えた。

 市場では今回のFOMC会合で金利が据え置かれるとの予想が大勢だが、CPIの数字とパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見の内容を受けて、年内の利下げ幅について、より明確な見通しを得ることになるとの予想が多い。

 雇用が底堅さを維持する中で、インフレ動向が市場の主要な焦点になっている。
 
 先週末7日に発表された5月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数が前月比27万2000人増と、雇用の伸びが急加速している。
 
 カイザー氏は、15万人を上回る雇用創出があれば、トレーダーの間には安心感が生じやすいと指摘した。
 雇用増が同水準を下回れば、オプション市場の関心はインフレ動向よりも雇用情勢に向き始めるとの考えだ。

   
posted by まねきねこ at 20:14 | 愛知 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | onemile stone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

材料見極めからここから大きなドル高・円安の流れにはなりづらいか?

 ソニーフィナンシャルグループのシニアアナリスト
   森本淳太郎氏
は、12日に米消費者物価指数(CPI)やFOMCを控えていることもあり、「材料見極めからここから大きなドル高・円安の流れにはなりづらい」と指摘した。

    
ひとこと
 ポンド危機を考えると、状況は同じ型にハマりそう?

  
posted by まねきねこ at 20:03 | 愛知 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 市場散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

野村HDが新興や外国運用業者など対象として29年度末までに100億円を投資

 野村ホールディングス(HD)は10日、2030年3月末までに100億円程度を新興運用業者や新たに日本に進出する外国運用会社などを対象に投資すると発表した。

 運用力の開発強化を目的としたもので、これまでの社内運用人材の育成などから投資対象を拡大する動きとなる。
 投資先の選定においては、業歴のみで運用業者を排除しないよう、ファンド分析などを手掛けるグループ会社の選定能力を活用する。

 日本政府が掲げた資産運用立国実現プランでは、金融機関に対し、新興運用業者を積極的に活用した運用を行うことなどを要求している。

 野村HDでは1月、資産運用ビジネスの高度化に向けた研究開発投資を昨年11月末時点での約850億円から1000億円超まで拡大させるとしていた。

 
ひとこと
 欧米投資銀行等の姿と比較すれば、日本の政治家の愚かな思考が国際資本の草刈り場とかした金融市場を差し出しており、円安誘導に伴う日本国民の資産の劣化など投資環境を悪化させ続けている。 
   
  
posted by まねきねこ at 20:00 | 愛知 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | onemile stone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

米CPIとFOMC、ダブルのボラティリティー要因に市場が備える

 トレーダーは相場が一段高か反落のいずれかに振れるにしても、米国時間12日に控えている二つのマクロ経済面のカタリストがもたらす一段の
   ボラティリティー上昇
に備えている状況にある。
 当日は朝方に5月の消費者物価指数(CPI)、午後には連邦公開市場委員会(FOMC)会合の結果がそれぞれ判明する。

   
posted by まねきねこ at 19:34 | 愛知 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | onemile stone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ウクライナ、越境ドローン攻撃激化 ロシアのSu-57ステルス戦闘機に初損害?

 ウクライナ国防省情報総局(HUR)は9日、ウクライナの前線から約590km離れたロシア南部アフトゥビンスクの飛行場を8日に攻撃した。
 ロシア空軍のSu-57ステルス戦闘機を2機損傷させたと主張した。(関連記事
 この発表が事実とすればロシア軍の航空戦力にとって衝撃的と言えるほどの打撃になる。

 米国のF-22ステルス戦闘機に対抗して開発された双発のSu-57超音速機を、ロシア空軍は25機前後しか保有していない。
 これまでSu-57は実戦での使用が確認されておらず、実力はまだ証明されていない。

 ウクライナがドローンを用いたとみられる今回の攻撃でSu-57を破壊したとすれば、ロシアに屈辱的であり、今後も屈辱的な事態が続くことの前可能性もある。
 また、HURの主張どおりロシア空軍のステルス戦闘機がウクライナの前線から600km近く離れた場所で駐機中に被弾したとすれば、ウクライナ側が激化させているドローン攻撃によってロシアの防空網が薄くなり、遠くに配置しても貴重な資産が全部は守りきれなくなっていることが強く示唆される。

 さらに、8日にはウクライナの別のドローンが、国境から約730km離れたロシア南部モズドクの航空基地へも攻撃したという。
 こちらはロシア空軍のTu-22M爆撃機を狙った攻撃という。
 HURは攻撃前後を写したものとする衛星画像を公開し、画像からは「7日時点ではSu-57は無傷だったが、8日には爆発によるクレーターと火災による特徴的な焼け跡が付近にできていること」が確認できたという。
 ただ、画像は粗く、加工されている可能性もあるり情報工作されて戦果の誇張や情報撹乱の可能性も高い。
 戦時の情報工作は常にあるものであり、戦意を意図的にくじく狙いもある。

 ウクライナ国防省は、拡大後2年4カ月目に入る戦争でロシア軍の固定翼機350機超に損害を与えたと主張した。
 しかし、ロシア等独立系アナリストによって確認されている損害は110機あまりにとどまるが、これも事実かどうかは不明だ。
  
 HURの主張を支持する最良の材料は、ロシアの著名な軍事ブロガー
   Fighterbomber
が通信アプリのテレグラムで「Su-57が炸裂破片で損傷した」と述べたことを意識すべきかもしれない。

 ウクライナ側の言うとおりSu-57が修理も不可能な損傷であったとすれば、ステルス機の戦闘での損失は、世界初のステルス機である米空軍のF-117攻撃機が配備されて以来、約40年の歴史で世界2例目という事例になる。
 最初の損失は1999年、コソボ紛争に介入した北大西洋条約機構(NATO)軍で支援任務にあたっていたF-117を、セルビア軍の創意ある防空部隊が飛行経路を予測して撃墜したもので、墜落時にパイロットは脱出している。

 Su-57が今回は被弾していなかったとしても、ウクライナは近い将来それを達成できる可能性もある。
 ウクライナは
   新たな長距離攻撃ドローン
により、ロシアが増える一方の攻撃対象候補を守るため
   防空システム
を追加配備するのよりも早く製造している。

 ロシアは経済制裁に伴う半導体など電子部品が手元に入らず、すべての司令部や工場、製油所、航空基地などを守るためのレーダーや地対空ミサイルシステムの数が充足できず、修理等も制限されたうえ、あまりに少ないので、難しい選択が迫られている。

 オーストラリア陸軍退役少将のミック・ライアンは、ウクライナのドローン攻撃によって「ロシアは防空リソースの再評価を強いられている」と指摘した。
 そうした再評価の結果、Su-57はウクライナ側がドローンで狙えるほど長い時間、無防備な状態に置かれてい可能性もある。
 このほかのロシア軍が手元にあるステルス戦闘機や高価な兵器もまた、同じようにドローン攻撃の危険にさらされているとの指摘も出ており、効率的破壊し無力化するためには、軍事衛星等を駆使したうえロシアの最新兵器の所在を確認する探査能力が軍事的勝利には必要不可欠となっている。

     
posted by まねきねこ at 09:27 | 愛知 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | onemile stone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

欧州議会選で惨敗したマクロン仏大統領が下院を解散、選挙実施を表明

 フランスとドイツの有権者は9日に行われた
   欧州議会選挙
で自国リーダーに大打撃を与えた。
 フランスではマクロン大統領が率いる与党連合が極右政党の国民連合(RN)に惨敗した。
 マクロン大統領は、国民議会(下院)を解散し、新たな選挙実施を表明した。
 夏季五輪の開催を目前に控えた
   フランスが政治的混乱に陥る恐れ
が出てきた。

 Ifopが9日に発表した推計によると、極右のマリーヌ・ルペン氏率いるRNの得票率は32%と、予想通りの水準だった一方、マクロン氏率いる与党連合は15%にとどまった。

 マクロン氏はテレビ演説で、第1回投票が6月30日、決選投票は7月7日に実施されると述べた。
 国民議会での新たな選挙はフランスの議員が対象で、大統領自身に対する審判を直接仰ぐものではない。
 ユーロは週明けの取引開始直後に一時0.3%安の1ユーロ=1.0766ドルまで下落し、約1カ月ぶりの安値を付けた。

 ドイツでは、ショルツ首相率いる与党・社会民主党(SPD)が過去最悪の結果となった。SPDは野党保守系政党連合と極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」にも後れを取り、3位に転落した。

 欧州議会選は今後5年間の任期を務める720人の議員を選出するもので、欧州連合(EU)域内の約3億6000万人が投票権を持つ。

   
posted by まねきねこ at 09:00 | 愛知 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | onemile stone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

イスラエルのガンツ前国防相 早期選挙求め戦時内閣を離脱

 イスラエルの野党指導者、ガンツ前国防相は9日、戦時内閣から離脱すると発表し、早期選挙の実施を求めた。
 ガンツ氏はイスラム組織ハマスとの戦争への対処を巡りネタニヤフ首相を批判した。

 ただ、ネタニヤフ首相のライバルであるガンツ氏の離脱でも連立政権の崩壊にはつながらない見通し。 
 離脱により、ハマスとの戦いで政権から穏健派の声が失われ、汚職まみれのネタニヤフ氏は右派の連立パートナーへの依存を強めることになる。

 ネタニヤフ氏と連立パートナーは国会(クネセト、議席120)で64議席を握っている。

 ガンツ氏の離脱を受け、6議席を握る連立パートナーの極右政党を率いるベングビール国家治安相はガンツ氏に代わって自身を戦時内閣メンバーに指名するよう求める書簡をX(旧ツイッター)に投稿した。

 ネタニヤフ首相を含む3人から成る戦時内閣メンバーだったガンツ氏はテレビ中継された記者会見で、イスラエルのハマスに対する「真の勝利」を首相が妨げていると批判し、「運命を決する戦略上の決定が政治的配慮により躊躇され、先延ばしされている」と語った。

 同氏はその上で、ハマスとの戦闘開始から1年となる今年の秋に「真の挙国一致政府につながる」選挙を実施するよう呼び掛けた。

 なお、イスラエル国内でネタに逢ふ首相の退陣を求めるデモ活動が広がる中、イスラエル首相府はガンツ氏の離脱を受けた公式コメントを控えた。

 ガンツ氏は戦時内閣が承認し、「バイデン米大統領が原則を示した」停戦案を支持すると発言したうえ、「私は首相に対し、勇気を出してこの案を支持し、その推進に全力を尽くすよう求める」と述べ、野党党首として同案を支持すると明言した。

 ガンツ氏は先月、ネタニヤフ首相が6月8日までに人質を取り戻し、イスラム組織ハマスによるパレスチナ自治区ガザ統治を終わらせる新たな計画を提示しなければ、政権を離脱すると述べていた。

   
posted by まねきねこ at 09:00 | 愛知 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | onemile stone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

FOMCが年内利下げ見通し後退させる公算?1回かゼロとの予想も

 米連邦公開市場委員会(FOMC)会合で、当局が年内に何回の利下げを示唆するかについて、エコノミストの見方は分かれている。

 FOMCの「ドット・プロット(金利予想分布図)」は今年3回の利下げという見通しからは後退する公算が大きいがが、2回の利下げを示唆するかどうかは微妙だ。

 ブルームバーグの調査では、米国金融当局が2回利下げを示唆すると予想するエコノミストが41%を占める一方、1回だけ、もしくは全く行われないと予想するエコノミストも41%おり、ほぼ均衡しており日銀の目論んだ異次元の金融政策の失政を隠蔽するための先延ばしで日本国民の耐ドルベースでの資産価値が大きく劣化し続け、輸入物価の上昇で国民の資産が欧米に流れ続けている。

 FOMCは昨年7月以降、政策金利を20年来の高水準に据え置いてきた。
 しかし、2023年後半にインフレ率が低下したことから24年には徐々に金利を引き下げる方針を示唆していた。
 しかし、インフレ低下に進展がなく、利下げ計画は延期されている。
 
 11、12日の会合で政策金ぎが5.25−5.5%レンジで据え置かれることがほぼ確実視されている。
 会合では新たな経済・金利見通しが示される。

 利下げ幅見通しの縮小は、利下げ開始時期の遅れを意味し、その場合11月の米大統領選挙に影響する可能性があるが、FRB当局者は一様に、決定は経済的な考慮のみに基づいていると述べている。

 エコノミストは、大統領選挙前最後の会合である9月のFOMC会合で、最初の利下げが行われると予想している。
 調査によると、24年のインフレ見通しは若干引き上げられ、米国内総生産(GDP)成長率予想は2.1%、年末の失業率は4%との予測は据え置かれる見込みだ。

 43人のエコノミストを対象にした調査は5月31日から6月5日にかけて行われた。

 調査に答えたエコノミストの大半は、当局が利下げをする場合その理由は労働市場悪化の兆候や経済的ショックではなく、
   インフレ低下
だと考えている。

 会合2日目の12日には、政府が5月の消費者物価指数(CPI)が発表される。CPIはインフレの継続的な冷え込みを示すと予想されている。

 エコノミストの景気見通しは楽観的で、1年以内の景気後退を予想する回答者はわずか3%と、昨年7月の58%を大きく下回った。

 何が利下げを促すかについて、回答者の60%が
   コアインフレ率
が3カ月連続で低下することだと答えた。

 7日に発表された5月の雇用統計で、雇用者数と賃金の伸びは加速した。
 トレーダーは利下げ時期予想を後ずれさせ、先物市場は年内約1.5ポイントの利下げを織り込んでいる。 

 
posted by まねきねこ at 08:00 | 愛知 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | onemile stone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

欧州議会選で惨敗したマクロン仏大統領が下院を解散、選挙実施を表明

 フランスとドイツの有権者は9日に行われた
   欧州議会選挙
で自国リーダーに大打撃を与えた。
 フランスではマクロン大統領が率いる与党連合が極右政党の国民連合(RN)に惨敗した。
 マクロン大統領は、国民議会(下院)を解散し、新たな選挙実施を表明した。
 夏季五輪の開催を目前に控えた
   フランスが政治的混乱に陥る恐れ
が出てきた。

 Ifopが9日に発表した推計によると、極右のマリーヌ・ルペン氏率いるRNの得票率は32%と、予想通りの水準だった一方、マクロン氏率いる与党連合は15%にとどまった。

 マクロン氏はテレビ演説で、第1回投票が6月30日、決選投票は7月7日に実施されると述べた。
 国民議会での新たな選挙はフランスの議員が対象で、大統領自身に対する審判を直接仰ぐものではない。
 ユーロは週明けの取引開始直後に一時0.3%安の1ユーロ=1.0766ドルまで下落し、約1カ月ぶりの安値を付けた。

 ドイツでは、ショルツ首相率いる与党・社会民主党(SPD)が過去最悪の結果となった。SPDは野党保守系政党連合と極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」にも後れを取り、3位に転落した。

 欧州議会選は今後5年間の任期を務める720人の議員を選出するもので、欧州連合(EU)域内の約3億6000万人が投票権を持つ。

    
posted by まねきねこ at 07:49 | 愛知 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 市場散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ヘンリ・ヘンチュ (Henri Hentsch)  Hy Hentsch & Co.銀行を設立した銀行家

 アンリ・ヘンチュ
      (Henri Hentsch)
   1761–1835
 1796年、ジュネーブで
   Hy Hentsch & Co.銀行
を設立した銀行家
 1835 年中にHy Hentsch & Co.銀行はヘンチュ&シーに改名され、1991 年中にダリエ ヘンチュ&シーになり、1994 年には合併によりオディエ ブンゲナー銀行の一部となり、その後
   ロンバール オディエ ダリエ ヘンチュ &シー
となった。

 アンリ・ヘルマン・フランソワ・ゴットロブ・ヘンチュは、1761年2月17日にジュネーブで牧師の
   ベンジャミン・ゴットロブ
とマリー・シャルロット・ドラポルトの間に生まれ、1835年8月14日にフランスのヌイイ・シュル・セーヌ(イル・ド・フランス)で亡くなった。

 彼はチェッヘルン (ポーランドのルブシュ県の南西にあるドイツのブランデンブルク州)出身の家族に属しており、ベンジャミン・ゴットロブの家族は 1758 年にジュネーブに移住した。

 アンリは
   デヴレー&シー(Develay & Cie)
で見習いとして働き
   ピコ・ファジー&シー(Picot, Fazy & Cie)
での雇用で終了した。

 1781年ジュネーヴではブルジョワ(中産階級)らの間接民主制がとられたが、翌年に
   フランス・サヴォイア・ベルン
の連合軍が包囲・陥落した。

 アンリはルイーズ カルドイーニと1785 年に結婚し、1792 年にジュネーブに帰化してネスタールのブルジョワとなった。
 アンリは自立し、各種生地の製造、両替、銀行業務に従事し、1787 年に事業をリヨンに移して、ジュネーブに両替所を開設した。

 ジュネーブ革命でアンリは投獄され、その後1793 年頃に追放された。
 アンリはニヨンでカーテン関連の商業事業を続け、ジュネーブに戻ってシルクとコミッションの
   H. Hentsch & Cie
を設立した。

 1798年に、彼はいとこの
   ジャン・ゲデオン・ロンバール
と提携し、ヘンチュ・ロンバール社 を設立した。
 アンリは 1815年から 1827年まで、コンセイユ・ド・ジュヌヴォワの会員であった。

 ベネディクト・ヘンチュ銀行は、ヘンチュ家の 7 代目メンバーによって 2004年に設立された。
 同銀行は一連の合併を経て、 2021年に
となった。 

   
    
posted by まねきねこ at 07:00 | 愛知 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | バイオグラフィー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ジャン・フィリップ・ブショー(Jean-Philippe Bouchaud)  キャピタル ファンド マネジメント(CFM)の共同創設者兼会長

ジャン・フィリップ・ブショー
      (Jean-Philippe Bouchaud)
   1962 年生まれ
 フランスの物理学者で
 資産管理会社
の共同創設者兼会長
 フランス高等師範学校(École normale supérieure)の非常勤教授、およびインペリアル カレッジ ロンドンCFM 帝国定量金融研究所の共同所長を務めている。
 また、フランス科学アカデミーの会員であり、 2020 年には高等教育および研究機関
でベッテンコート イノベーション チェアを務めた。
 パリに生まれ、ロンドンのフランス・リセで学びんだ。
 1985年に高等師範学校を卒業し、ヘルツ分光研究所で博士号を取得した。
 クレール ルイリエとともにスピン偏極量子気体を研究した後、フランス国立科学研究センターで、特に液体ヘリウム 3 とランダム媒体での拡散に取り組んだ。
 彼は1992年にケンブリッジ大学のキャベンディッシュ研究所で 1 年間過ごした後
   フランス原子力・代替エネルギー委員会 ( Commissariat à l'énergie atomiceまたは CEA)
の凝縮物物理学研究所 (SPEC) [1]に加わった。

 ​経済物理学の先駆者である彼は、1994年に
   Science et Finance 
を共同設立し、その後2000 年に資産管理会社
と合併した。
 現在は CFM の会長である。
 ESPCIで10年間統計力学を教えた後、2009 年にエコール ポリテクニックの非常勤教授に任命された。

 現在、高等師範学校で統計力学から社会科学までのコースを教えており、コレージュ・ド・フランスでも 1 年間教えている。
 彼の研究は、無秩序なガラス系の物理学、粒状物質、価格形成の統計、株式市場の変動、金融リスクのモデリングをカバーしている。
 彼は、効率的市場仮説の定説と経済学および数理ファイナンスの方法論、特にオプション取引における
   リスクの組織的な過小評価
につながるブラック・ショールズ・モデルの使用を繰り返し批判してきた。
  
   
posted by まねきねこ at 06:13 | 愛知 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | バイオグラフィー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ゲームストップ株が注目のギル氏ライブ配信を受け下げが拡大し急落

 米ビデオゲーム小売り、ゲームストップの株価が7日の取引で約40%急落した。
 ミーム株ブームの仕掛け人とされる
   キース・ギル氏
が3年ぶりに「ユーチューブ」で生配信を行い、ゲームストップに関する自身の見方を改めて説明した。
 この公開のなか、株価はむしろ下げ幅を広げる展開となった。

 ゲームストップはこれに先立ち、クラスA普通株式を追加で最大7500万株を売り出すと発表していた。
 予定を前倒しして公表した2−4月(第1四半期)決算では、純売上高が減少した。
 この発表後に19%安まで下げていたが、ギル氏の注目イベントを受けて一時44%安まで売り込まれた。

 ギル氏は「ロアリング・キティ」のライブ配信で、ソーシャルメディアのレディットのアカウントに投稿された大量のポジションが自身のものであることを確認した。
 ゲームストップの最高経営責任者(CEO)で、筆頭株主の
   ライアン・コーエン氏
を称賛するとともに、経営陣には事業を立て直す能力があるとの見方を示したが、市場では投資家の売りが加速した。  


posted by まねきねこ at 04:00 | 愛知 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 市場散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする