電気自動車(EV)メーカー、米国のテスラの投資判断をUBSグループのジョセフ・スパック氏らアナリストは顧客向けリポートで、「AIに対する市場の熱意が減退すれば、テスラのバリュエーションに影響する可能性がある」と指摘し、投資判断を「中立」から「売り」に引き下げた。
テスラの人工知能(AI)計画に対する楽観的な見方から、同社株の上昇が「過度で早過ぎた」との懸念からだ。
同氏らは「存在感の薄さと、成長機会がより長い時間軸で実現する(あるいは全く実現しない)リスクを考慮すれば」、投資判断の引き下げは正当化されると主張し、1年先の利益見通しに基づくテスラの株価収益率(PER)が80倍を超える水準となっていることに触れた。
UBSの動きは、AIテクノロジーに関係する企業のバリュエーションに対する懸念が高まっていることを反映している。
テスラもまた売上高と利益が低迷しており、EVを巡る見通しの甘さに直面している。
テスラもまた売上高と利益が低迷しており、EVを巡る見通しの甘さに直面している。
ひとこと
少数の車種では売上も限定的だろう。
そもそも、スタートアップ企業のテスラへの投資では米国の大手投資が主導し、莫大な利益を叩き出しているのも周知のことだ。