ドイツの自動車メーカー
フォルクスワーゲン(VW)
では2日、およそ6万6000人の労働者が同国全土でストライキに参加した。「フォルクスワーゲン」ブランド部門におけるコスト削減策を巡る労使の対立は解決の糸口が見えていない。
では2日、およそ6万6000人の労働者が同国全土でストライキに参加した。「フォルクスワーゲン」ブランド部門におけるコスト削減策を巡る労使の対立は解決の糸口が見えていない。
今回はいわゆる
警告ストライキ
で、交渉が難航した際に経営陣に圧力をかけることを目的とした一時的なストである。
ドイツ国内の1カ所を除く全てのVW工場でストは実施され、「フォルクスワーゲン」ブランドのEVを生産するツウィッカウ工場がまずストに突入した。
警告ストライキ
で、交渉が難航した際に経営陣に圧力をかけることを目的とした一時的なストである。
ドイツ国内の1カ所を除く全てのVW工場でストは実施され、「フォルクスワーゲン」ブランドのEVを生産するツウィッカウ工場がまずストに突入した。
ドイツの強力な金属産業労組(IGメタル)は、追加の警告ストを近く呼び掛ける権利を留保すると表明し、今後数日間に複数の工場で労働者集会が予定されていると明らかにした。
2日のフランクフルト株式市場でVW株価は一時1.9%下落したが、ほぼ下げを消して取引を終えた。
VW本社のあるウォルフスブルクでは4つの生産ラインが2時間にわたり停止し、およそ400〜600台の生産が失われた。他工場と合わせると、失われた台数は合計で1000台を超える公算が大きい。
EVの需要低迷やコスト高、中国メーカーとの競争激化への対応が迫られる中、労組と経営陣の隔たりは大きい。
経営陣は工場3カ所の閉鎖や大規模なレイオフが必要だと訴えているが、労組は工場の維持を求めている。
経営陣は工場3カ所の閉鎖や大規模なレイオフが必要だと訴えているが、労組は工場の維持を求めている。
VWの広報担当者は1日、労組側と共に支持できる解決策を導き出せるよう建設的な対話を求めていると述べた。
また、同社は計画されたストに対しては具体的な措置を講じているとも説明した。
また、同社は計画されたストに対しては具体的な措置を講じているとも説明した。
9日には4回目の労使交渉が行われる予定。