調査会社クレディットサイツの10日付のリポートによると
DIPファイナンス
と呼ばれる破綻企業向けのつなぎ融資は今や、ほぼ完全に途絶えた状態となっている。
GM株が59年ぶり安値に落ち込むなか、連邦政府による支援のみがGMを破産から救うとの見方が強まってきているようだ。
信用危機のあおりで再生手続き中の資金を提供するDIPファイナンスと呼ばれるつなぎ融資が途絶えたている状態では破産法の下での再生でも、GMには難しいかもしれない。
この状況においては、債務の一時棚上げを目論むような戦略的な破綻という選択肢はGMにはなくなっている。
事業清算に追い込まれる恐れのあるGMにとって、連邦政府の融資を得ることが最重要の目標となっている。
GMは7日、早ければ今年中にも事業の運転資金が底をつく恐れがあることを明らかにしている。
同社の手元資金は9月末に162億ドルと、6月末の210億ドルから減少している。
同社は事業継続のためには月110億ドルが必要といわれており、自動車の販売価格が維持できた上で、販売数量も確保するという難しい結果を出す必要があり景気後退時においては不可能と見られる。
米自動車大手3社は、17年で最悪の自動車市場低迷を乗り切るため 500億ドルの融資を政府に求めた。
9月には燃料効率の高い車種向けへの生産施設改良のため250億ドルの融資が承認されている。
センター・フォー・オートモーティブ・リサーチの試算では、GMが事業清算に追い込まれ生産が停止した場合には、米国では1年目に250万人の職が失われるという。
2008年11月12日
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