『ストーリーとしての競争戦略』著者の楠木建氏が、自著の中で「僕の思考にある日突然、何の前振りもなく絶大な影響を与えた一冊」と絶賛している。
しかし、1988年発刊ですでに絶版になっていたため、入手するのが難しかった“経営戦略論の名著"を復刊した。
成功している企業について研究してみると、戦略、組織、人事、工場マネジメント、マーケティングなど経営の仕方が、一見したところ非常識と思えることが少なくない。
「そんなバカな」と思わずいいたくなる。
ところが、経営者や実務担当者から説明を受けると、理屈が通っており、「なるほど」と納得せざるをえないものごとがある。
そんな、「バカな」と「なるほど」の二つの特徴を同時にもつ28社の成功事例を、本書では紹介している。
事例に古さはあるが、本書で述べられている
「経営成功のキーファクター」
は、今こそ真剣に学び、頭に入れておかなければいけないものばかりである。
分析等が進めば動きは数値で制御され変化が縮小したり逆に大きな反応が生まれることになる。