1926年、朝鮮・京城(現ソウル)で生まれた。
終生、韓国の民主化を追求しつづけた1人の知識人が、20歳で終戦を迎えるまでの日本統治下での青春の日々を回想する。
開明的な祖父や学生時代の恩師の思い出とともに、創氏改名、独立運動の実際を、驚くほど率直、公正な筆で綴る。
そこから浮かび上がってくるのは、現代化し始めた京城の、おっとりとした街の佇まいのなかで営まれる穏やかな日常であり、それは「虐政を施された植民地朝鮮」という一般通念から想起される光景とはかけ離れたものだった。
戦後教育によってつくられた、日韓合併に対する一面的な見方を克服し、肯定的側面を直視することこそ、真の日韓親善に繋がると信じて書き遺された、渾身の一冊である。
ひとこと
李氏朝鮮の歴史を見れば血に塗られた虐殺の歴史であったことがわかるだろう。
女真族が主体の王朝であり、前王朝の高麗の貴族はどうなってしまったのか?
身分制度が厳格化された社会で、豊臣秀吉の軍隊が朝鮮に入った時に出迎えた平民等は歓喜し、兵站線を維持するさいには協力的で難なく進軍していくことが可能となった。
撤退後、李氏朝鮮が日本語の使用に対し、厳格な処罰が何度も行われても100年近く日本語が使われていた。
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