米国のパシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のアジア・クレジット調査責任者
ラジャ・ムケルジー氏
とアナリストの
エミリー・オーヤン氏
は電子メールで13日に配布したリポートで、中国の住宅開発市場では「大きな成長が何年も続いた期間」が終わったことは、世界の鉄鋼業界にとって長期的に厳しい時代の到来を意味すると分析した。
中国の住宅建設の増加ペースは持続不可能であり、鉄鋼需要の下向きリスクが現実となる状況が続くと予想した。
機械や自動車、白物家電など鉄鋼には他のエンドユーザーも存在するが、中国の鉄鋼需要拡大の原動力にはなりそうにないとの見方を示し、中国の今年の鉄鋼需要はせい ぜい1桁台の伸びにとどまる可能性があると指摘した。
こうした予想が当たれば世界の鉄鋼業界や鉄鋼石価格の見通しには打撃となる。
ひとこと
中国国内の鉄鋼需要の急激な後退は、生産した製鉄鋼等が中国国内で利用されないことから消費地を求めて輸出ドライブが強まる可能性がある。
ただ、中国製品の品質が信用できるかどうかで購入する地域が限定されることになるだろう。
物まね韓国との関係が強いため、一時的には韓国での使用が増えていくことになるだろう。
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