中国戦国時代末期の道教の創始者である
荘子(紀元前369年 - 紀元前286年)
は気の集合離散が万物の生成消滅という変化を起こしていると説明している。
また、陰陽二気という相反する性質をもった気によって多様な世界が形作られるとした。
そして、気の上位に「道(タオ)」という根元的な実在があるとされる。
道は一を生じ、一は二を生じ、二は三を生じ、三は万物を生ずという。
万物は陰を負いて陽を抱き、冲気もって和を為す、と相まって根元的な実在である道と万物を構成する気という宇宙生成論が唱えられた。
一方、道家の思想からは後に
人体に流れる気
への着目により「仙人」の養生術としての導引が生まれた。
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