ギリシャのバルファキス財務相は14日アテネの議会で、ギリシャ債がQEの対象となっていれば「殊のほかプラスだったはずだ」と述べ、ギリシャの市場復帰を早めてくれただろうと続けた。
もちろん、ドラギ総裁はギリシャの問題を解決するためにQEを進めているわけではないがと語った。
ただ、ギリシャが救済条件をめぐり債権者側と合意に至らないことから、ECBの1兆1000億ユーロ(約150兆円)規模の資産購入プログラムの対象に、ギリシャの債券は含まれていない。
このプログラムのおかげでギリシャ以外のユーロ参加国の国債利回りは今年に入って低下したが、ここ1カ月は反転している。
ギリシャ経済は1−3月(第1四半期)にリセッション(景気後退)に逆戻りしたことが13日発表のデータで示された。
ギリシャ経済は1−3月(第1四半期)にリセッション(景気後退)に逆戻りしたことが13日発表のデータで示された。
バルファキス財務相はギリシャが債権者側と社会保証制度改革の必要性で合意していると述べ、救済資金を得るために妥協しなければならないとも指摘した。