ラガルド専務理事が13日、国際通貨基金(IMF)のスタッフが
特別引き出し権(SDR)
の算定基準となる通貨の一つとして中国・人民元の採用を提案したことを明らかにした。
IMFスタッフは人民元が「自由に利用可能な」通貨という要件を満たすと評価し、ドルとユーロ、英ポンド、円に続くSDRの5番目の基準通貨に人民元を採用するよう勧告、人民元は国際準備通貨の仲間入りを果たす見通し。
米国を含むIMFの主要な出資国は、IMFの基準を満たせばSDRの基準通貨への人民元の採用を支持するとしている。
今回スタッフの同意が得られたことで、IMFが30日に開く理事会での承認がほぼ確実となった。
SDRの基準通貨の変更は、旧ドイツ・マルクとフランス・フランに代わってユーロが採用されて以来となる。
ラガルド専務理事は「7月に理事会に提出した分析で指摘された運用面の残りの問題全てに中国当局が対処したとスタッフは認定した」と説明し、スタッフの結論に支持を表明した。
ひとこと
自由経済のルールが守れるかどうかが問題となる。運用面でも中国経済に有益な開発案件を中心に資金援助鵜を無理な体制で実施する可能性もあるだろう。
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