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2015年11月16日

「動いたら殺す」、コンサート観客が振り返るパリ襲撃事件

 
 
 

 
 フランス・パリ(Paris)で13日夜に起きた連続襲撃事件の現場の一つとなったコンサートホール「バタクラン(Bataclan)」で、ロイク・ウィールズ(Loic Wiels)さん(33)は、周りの人が撃たれて倒れるのを感じた。

 銃弾が至近距離を飛び交い、飛び散った木片がウィールズさんの足に当たった。負傷者や遺体から流れ出た血が足下をぬらした。

 ウィールズさんら4人が、バタクランでの襲撃をいかに生き延びたかAFPに語ってくれた。このホールでは、少なくとも82人が殺害されている。

 事件のわずか1時間前、ウィールズさんはパリ東部のバタクランにいる自分は幸運だと感じていた。米バンド「イーグルス・オブ・デス・メタル(Eagles of Death Metal)」のコンサートのチケットを土壇場で入手できたのだ。最終的にこのコンサートのチケットは売り切れた。

 1500人収容のホールは観客でいっぱいだった。爆発音が鳴ったのは演奏が始まってから約45分後だった。聴衆の誰かがふざけて「爆竹だよ」と言ったという。

 シルバン・ラバロン(Sylvain Raballant)さん(42)さんは「周りを見回していたら、カラシニコフ(Kalashnikov)銃を持った2人の男が見えた。彼らはジーンズとスニーカーという普通の格好をしていた。私は最初、彼らは上に向けて撃っているのだと思ったが、その後、人々が倒れるの見た」と語った。

 ウィールズさんやラバロンさんのように1階席にいた人全員が床に伏せた。ウィールズさんはこう振り返る。「私は襲撃犯を3人見た。うち2人ははっきりと見た。1人は3日ほどそっていないような無精ひげを生やした若い男のようだった。もう1人はきれいにひげをそり、小さい眼鏡を掛けて黄色いベレー帽のようなものをかぶっていた。防弾ベストを着ているのかと思ったが、実際は、爆発物を仕込んだベストだった」
 
  
 「床に流れる血や、人々が私の上に倒れる衝撃を感じた。銃弾で飛び散った木片が私に当たった。しかし2階席では何が起こっているのか誰も気付いていなかった」。こう語ったウィールズさんは今、ホールで起きた「理解不能な」出来事に打ちのめされている。

 フィリップ(Philippe)さん(35)は、「襲撃犯らは群衆に向かって発砲し、逃げようとする人たちに『動いたら殺す』と言った」と話した。襲撃犯らが「俺たちは死ぬ」「お前たちに起こっていることは、お前たちの過ちのせいだ。われわれはシリアの兄弟たちの復讐をしているのだ」と話すのを聞いたという。

 捕らわれていると徐々に気づき始めた聴衆らは、できるだけ身を隠すよう努めた。しかし、携帯電話が鳴り、その直後に銃撃されるという光景がほぼ15秒ごとに繰り返された。

 立ち上がって脱出しようとする人たちを見たラバランさんは自分も脱出しようと決意した。しかし、新たな銃撃が起こったため「腕で頭を抱え込み、音響板の近く」の床に戻ったという。

「私はそれ以上動けなかった。息さえしないように務めた。私の隣に『俺たちはみんな死ぬんだ』と言い続ける酔っ払った男がいたので、数人で静かにするように彼にささやいた。うめき声を上げている人たちもいた……恐ろしかった」とラバランさんは付け加えた。

 もう1人の生存者、アントニー(Anthony)さんは、ホールの奥にいたという事実が自分の命を救ってくれたと語る。

 アントニーさんは移動する群衆によって床に倒された。「30秒と20分の間」だったという時間が過ぎた後に頭を上げると、「覆面をしていない、銃を手にした、ひげの生えた男」が整然と発砲しているのが見えたという。「とどめの一発を覚悟した」

「その時、誰かが襲撃犯らが立ち去ったと叫んだ。誰もが逃げようとした。私は大きな血だまりで滑った。私たちははって進み、倒れた人々を乗り越えた」とアントニーさんは続けた。

 警官の姿を見たラバランさんは、襲撃犯と間違われないように両手を頭に載せ、カウンターに向かって走った。

 ウィールズさんとフィリップさんは、襲撃犯らが2階席に行った機会を捉えて脱出した。フィリップさんは、「襲撃犯らはバルコニーから1階席に向けて撃ち始めた。彼らが銃に再装填(そうてん)する隙に私は立ち上がって走った。出口まで走って、そのまま地下鉄の駅まで止まらなかった」と語った。
 
 
 
 
 
posted by まねきねこ at 05:27 | 愛知 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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