米国シカゴ地区連銀のエバンス総裁は5日に香港でブルームバーグのテレビインタビューで英国の
欧州連合(EU)離脱(「Brexit」)
をめぐる国民投票や米国の
大統領選挙
を控えていることが不透明感を高め、政策当局者や企業、投資家の決定を複雑にしているとの認識を示した。
インタビューでは英国の国民投票に加え欧州への難民流入急増に言及した。
さらに、11月に行われる米国の大統領選挙をめぐっても「大きな不透明感」があると指摘した。
なお、講演では、米国金融当局が今年2回の追加利上げを実施した後、「非常に緩やかな利上げの道のリをたどる」のが適切だとの考えを示した。
原油相場に影響しドル高を促す可能性のある国際動向が下振れリスク要因の一つとも述べた。
講演後に記者団に対し、移行途上の中国経済には浮き沈みがあるだろうが「特に劇的な出来事」を懸念してはいないと語った。
講演後に記者団に対し、移行途上の中国経済には浮き沈みがあるだろうが「特に劇的な出来事」を懸念してはいないと語った。