ポンペオ米国務長官は30年を迎える
ベルリンの壁崩壊の記念式典
に合わせドイツを訪問した8日、講演後の質疑応答で、北大西洋条約機構(NATO)は変革を遂げなければ、衰退する恐れがあるとの見解を示した。
ベルリンの壁崩壊の記念式典
に合わせドイツを訪問した8日、講演後の質疑応答で、北大西洋条約機構(NATO)は変革を遂げなければ、衰退する恐れがあるとの見解を示した。
1949年に発足したNATOが70年の節目を迎える中で「拡大し、変化しなければならない」とし、「今日直面する現実や課題に立ち向かう必要がある」と語った。
さらに、加盟国がNATOに必要なリソースを拠出せず、コミットメントに沿うことなく安全保障という恩恵を得られると信じるのであれば、「NATOは無力化、もしくは衰退する恐れがある」と牽制した。
ひとこと
軍産複合体制を堅持する米国政府が第二次世界大戦で荒廃した欧州から莫大な資金の流入により大きな権益網を構築してきた。
こうした権益網が寸断し消滅する危機感があるのだろう。