新型コロナウイルス感染症(COVID-19)から回復した人々が再感染したとの報道が出ている。
そもそも、感染後に免疫を獲得できているのだろうか?
免疫について、仏マルセイユ市公立病院機構の免疫学専門家
エリック・ビビエ教授がメディアの取材で「免疫があるというのは、あるウイルスを撃退できるだけの免疫反応が起きるようになるという意味だ」「ヒトの免疫システムは一度感染したウイルスを記憶するため
通常は後に同じウイルスに感染することがなくなる
と説明した。
感染症の中には、はしかなどのように一度感染して回復すれば生涯にわたる免疫獲得となるものがある。がその例だ。
ただ、新型コロナウイルス感染症を引き起こす
「SARS-CoV-2」
のようなRNAウイルスでは、十分な量の抗体ができるまでに約3週間かかるという。
ただ、その免疫による防御効果はわずか数か月しか持続しないことが考えられると指摘した。