独裁専制国家である北朝鮮の首魁
金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長
の実の妹である
金与正(キム・ヨジョン)労働党第1副部長
は暴走行為が目に余り政治的な闘争が激化しているためか47日にわたり公式の席に姿を現していない。
韓国の情報当局幹部は11日「金与正氏の身辺や健康には何の異常もない」と伝えた。
この幹部は金与正氏は
非公開の活動
を以前よりも活発に行っており、担当している分野に注目する必要があるとの見方を示した。
金正恩氏は「統治ストレス」軽減のため、対米、対南分野の一部を金与正氏に「委任統治」させたとの見方もある。
韓国情報当局は、金与正氏が今年11月の米国大統領選挙を前に、米国との高官級交渉再開に向けた作業を進めているといった希望的な観測が強いようだ。
金与正氏はこれまで、金正恩氏が現地指導を行う際にはほぼ同行している。
なお、今年7月27日の老兵大会への出席を最後に公式の席から姿を消した。
先月25日、労働党拡大会議が開催されたが、労働党政治局候補委員である金与正氏はこれにも出席しなかった。
韓国の劉性玉(ユ・ソンオク)元国家安保戦略研究院長は「金与正氏が長期にわたり姿をみせないのは、米朝双方を刺激してきた強行な動きを自制し、新たな対米交渉戦略をとりまとめることと関連がある」との見方を示した。
ひとこと
親北朝鮮的な思考の韓国政府の期待でしかない。
目に余る暴走行為に対する政治闘争が起きているといった米国の情報機関からの報告もあるためだ。