サウジアラビアとロシアは、石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」の石油担当閣僚らに、29日の緊急協議を招集した。
OPECプラスは計画通り来年1月から減産規模を縮小するかどうか、近く最終的な判断を下す。
この協議は当初発表では28日とされていたが、スケジュール調整がつかなかったため29日に変更になった。
ただ、OPECプラスの動向を注視する専門家の多くは
需要の強さに不確実性
が残るとして、あと数カ月間は現行水準での減産が続くとみている。
需要の強さに不確実性
が残るとして、あと数カ月間は現行水準での減産が続くとみている。
ただ、OPEC加盟国のイラクとナイジェリアが公に不満を訴えている。
このほか、アラブ首長国連邦(UAE)は水面下でOPECプラスの利点に疑問を呈した。
こうした中で、OPECプラスがどのような決定を下すかはいまのところ判然としない。
なお、今月30日にはOPEC総会、翌12月1日にOPECプラスの会合が開催される予定だ。