米国防総省は2日、オースティン国防長官が同省傘下の諮問委員会メンバー数百人に辞任を求めたことを明らかにした。
トランプ前政権は退陣間際、40以上ある国防総省の諮問委に次々と
「親トランプ派」
を起用して、政策決定に影響を及ぼすことを狙った動きがあった。
同省のカービー報道官は記者会見で「オースティン長官は大統領選後の昨年11月から今年1月にかけて起きた諮問委メンバーの慌ただしい交代を非常に懸念している」と指摘した。
諮問委の機能などに関する「ゼロベースの見直し」を行うと説明し、大統領や議会に任命された委員を除く全メンバーに今月16日までに辞任するよう求めた。