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2021年09月04日

21世紀型植民地政策という目標がある中国政府 思い通りには行かない隙間外交

  
 中国外務省は呉江浩外務次官補が2日、カタール・ドーハに駐在するアフガニスタンのイスラム主義組織タリバンの幹部と電話協議したことを発表した。

 呉氏はアフガン情勢は根本的な変化が起き、アフガンの前途と運命は国民の手に戻ったと発言し、タリバンの権力掌握を歓迎する考えを示したと続けた。

 また、中国は一貫してアフガンの主権と独立、領土保全を尊重してきたとも強調したうえ「アフガン国民に向けた友好政策を励行している」とも話し経済援助を進める姿勢をみせた。

 タリバン幹部は中国を「信頼に値する友人」と表現したうえ「アフガンにいる中国政府機関と人員の安全を確保する」とも述べた。

 また、中国の広域経済圏「一帯一路」構想に積極的に参加する意欲も示した。
    

ひとこと

 アフガニスタンの地下に埋まっている資源や軍事的目的でもあるインド洋へのアクセス手段の確保が目的なのは中国も旧ソ連も同じだろう。
 欧米のテロ対応としてのアフガニスタン介入もインド洋が中央アジアに入れ替わるだけで軍事戦略と資源確保の目的が背景にあり、駐留時の資源生産の金額を見れば明らかだ。

 単純思考しか出来ない日本の外交官の質の低下は政治家やマスコミと同様の無能さであり、工作を受けやすく著しく国益を害している。

  

posted by まねきねこ at 06:17 | 愛知 ☁ | Comment(0) | 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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