米国大手自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(GM)の自動運転車部門
クルーズ
は、配車事業の売上高が500億ドル(約5兆5600億円)に達する道筋を想定していることを投資家に今週説明するという。
この事情に詳しい複数の関係者がメディアの取材で明らかにしたことが市場に伝わり、4日の株式市場でGMの株価は約3カ月ぶりの大幅高となった。
クルーズのダン・アマン最高経営責任者(CEO)は、早ければ来年にも配車事業を開始する計画を明らかにするほか、カリフォルニア州規制当局の認可取得を前提に2023年に事業を拡大する可能性もあると見られる。
自動運転の配車サービスが実現すれば、自動運転テクノロジーの開発、および無人走行で規制当局の許可を得るために巨額の資金を費やしてきたクルーズなどの企業にとっては重要な一歩となる。
GMは6、7両日、電気自動車や自動運転ソフトウエア、コネクテッド技術分野の強化で同社の売上高が近く拡大し始めると投資家に説明する方針。
クルーズがその中心的な役割を果たす見通しと、関係者らは匿名を条件に話したという。