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2021年10月16日

顰蹙という言葉がない政治家ばかり


 李秀赫 (イ・スヒョク)駐米韓国大使は13日(現地時間)、米国ワシントンの韓国大使館で開催した
   国会外交統一委員会
の国政監査で保守系野党・国民の力の朴振(パク・チン)議員から4カ国連合体の外交・安全保障の協力体制
   日米豪印4カ国戦略対話(Quadrilateral Security Dialogue)
への参加について、韓国政府が公式・非公式に米国政府から提案を受けたことはあるのかとの質問をした際、米国から「当分の間は参加国を増やす考えがないことを確認した」と答えたという。

 イ大使は「韓国がクアッドに参加するかどうかという問題は『餅を与える側の人間は与えるつもりなどないのに(捕らぬたぬきの皮算用に相当)』ということわざが当てはまりそうだ」との見方も示した。

 このクアッドはインド・太平洋地域で高まる
   中国の影響力
に対抗する安全保障協力体であり、バイデン大統領が
   「中国との競争に集中」
をアフガニスタン撤収の大義名分としているため、特に強硬な姿勢を示している。

 中国政府の意のままに動く反日・親北朝鮮政策を優先する文大統領が率いる韓国では現時点でクアッドには呼ばれもしないし、蚊帳の外なのは当然のことだろう。

 イ大使は「米国政府高官からクアッドに関する説明を随時受けている」と主張しながらも「ただしクアッドに入る問題はわが国が希望したから実現するわけではなく、クアッド側との合意が必要な問題だ」と説明した。

 また、イ大使は先月、ワシントンで開催されたクアッド首脳会議について「米国から会議の内容について説明を受けた」と主張した。

 朴議員が「韓国は将来的にクアッドに参加すべきと考えるか」と質問すると、イ大使は「現時点では技術、気候、公共保健の三つの分野で個別に(クアッドに)参加する必要性があれば参加できると考えている」と答弁した。

 これは「クアッドそれ自体に参加するよりも、クアッドの外から個別の分野ごとに協力する」という意味での参加資格しか与えられないという見方が主流だ。

 そもそも、「中国けん制」というクアッドの性格から「参加問題については中国を意識している」との見方からいえば、韓国の国としての信頼性がなく、議論に入る資格を与えれば問題が複雑化し暴言に終止して暴走することが懸念されるためだ。

 朴議員は「韓国の外交は消極的な考え方から脱皮すべきだ」と指摘したが、そもそも、韓国政府自体の信頼性はなく、積極性が全面に出れば傲慢さという地が出るだけのことで顰蹙だろう。
  

  
posted by まねきねこ at 22:02 | 愛知 ☀ | Comment(0) | 市場散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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