米国製薬会社ファイザーの国際先進国市場向けワクチン担当バイスプレジデント
ラルフ・レネ・ライナート氏
はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、同社の新型コロナウイルスワクチンが
新たなオミクロン変異株
に対しても効果があるとみており、ワクチンの有効性を示すデータは2−3週間以内に入手可能との見通しを示した。
ファイザーはすでに、ベータ株とデルタ株の出現時にワクチンの更新に取り組んだことが2回ある。
ライナート氏はいずれの時も元々のワクチンが
高い有効性を持つ
との結論が得られたと指摘した。
また、同社の科学者がオミクロンに対しても同様かを吟味すると続け、ワクチンの
ブースター(追加免疫)接種計画
の継続が重要だと強調してみせた。
同社はオミクロン株のブレークスルー感染(ワクチン接種後の感染)を調査するため有効性データを検証する。
一方で、ワクチン接種を受けた人の血液中にある抗体がオミクロン株を中和させることができるかを調べる試験を進めているとのこと。