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2022年03月02日

原発周囲にロシア軍が接近 破壊攻撃を行う可能性があり安全地帯を、ウクライナがIAEAに訴えた


 ウクライナの原子力施設を統括する責任者は、国際原子力機関(IAEA)に対し、国内15基の原子炉の安全を確保するための介入を訴えた。

 ウクライナに侵攻したロシア軍は、欧州最大の原子力発電所の近くに進軍している。

 IAEAは状況を精査するため、2日にウィーンで緊急会合を開催する。
 
 IAEAはここ数日にわたり、ロシアの侵攻でウクライナの原発インフラが被害を受け、悲劇的な事態が広がるリスクがあると警告した。


 IAEAのグロッシ事務局長は2月28日遅くの声明で、「ウクライナ情勢を重大な懸念を持って引き続き注視している。特に戦闘でウクライナの原子力施設の安全と保安が脅かされる可能性が懸念される」と説明した。

 「いかなる形でも原発がリスクにさらされないようにすることは極めて重要だ。ウクライナの原子力施設が被害に遭った場合、公衆衛生と環境に深刻な影響をもたらしかねない」と警告した。

 ウクライナ原子力発電公社エネルゴアトムのトップ
   ペトロ・コティン氏
は国内原発4カ所の周囲に30キロメートルの安全地帯を設けるようグロッシ氏に要請した。

 エネルゴアトムは声明で、軍装備品や大砲、ロケット発射装置を積んだロシア軍の車列が原発のすぐ近くまで迫っていると訴えた。

 その上で、国内の発電所は全て「安定して、安全に」稼働していると明らかにし、発電所の周囲では監視を強化していると付け加えた。

 IAEAの発表によれば、ロシア軍はザポリージャ原子力発電所に接近している。
 ただ、侵入はしていないものの同原発には原子炉が6基あり、規模は欧州最大という。


   
posted by まねきねこ at 20:15 | 愛知 ☁ | Comment(0) | 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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