欧州債市場では30日、満期までの期間が短めの債券を中心に下落した。
市場トレーダーは予想を上回るインフレ高進に賭けており、欧州中央銀行(ECB)は想定よりも早くマイナス金利の解除を迫られる可能性がある。
市場トレーダーは予想を上回るインフレ高進に賭けており、欧州中央銀行(ECB)は想定よりも早くマイナス金利の解除を迫られる可能性がある。
政策金利の変更に最も敏感なドイツの2年債利回りは上昇し、このままいくと2014年以来のプラス圏で取引を終了する。
同日発表されたスペインのインフレ率が約40年ぶりの高水準だったことに反応した動き。
同日発表されたスペインのインフレ率が約40年ぶりの高水準だったことに反応した動き。
トレーダーは金融引き締めの予想を前倒し、ECB預金金利が現在のマイナス0.5%から10月までに0.25ポイントずつ2回引き上げられ、ゼロになると予測している。
従来は同様の引き締めが12月までに行われると予想していた。
従来は同様の引き締めが12月までに行われると予想していた。