米国が
ロシア産石油
の販売価格に上限を設定する計画の実現に向け、働き掛けを続けていることからロシアはアジア数カ国に、大幅な割引価格での石油長期供給契約について打診していることを西側当局者が明らかにした。
ロシア産石油
の販売価格に上限を設定する計画の実現に向け、働き掛けを続けていることからロシアはアジア数カ国に、大幅な割引価格での石油長期供給契約について打診していることを西側当局者が明らかにした。
微妙な問題であることから匿名を条件に語ったもの。
ロシアはアジアの複数の買い手に対して最大30%の割引価格を提案した。
猶予期間中の欧州連合(EU)のロシア産石油に対する制裁に
特別例外条項
を設けることが主要7カ国(G7)で議論されている。
ロシアがこの阻止動いている兆候ともいえる。
安価の長期契約を結べば、第三国にとって西側諸国が設定する低い価格でのロシア産原油購入が比較的容易になる可能性がある。
ロシアはアジアの複数の買い手に対して最大30%の割引価格を提案した。
猶予期間中の欧州連合(EU)のロシア産石油に対する制裁に
特別例外条項
を設けることが主要7カ国(G7)で議論されている。
ロシアがこの阻止動いている兆候ともいえる。
安価の長期契約を結べば、第三国にとって西側諸国が設定する低い価格でのロシア産原油購入が比較的容易になる可能性がある。
また、現在のところ欧州に販売している原油の代替となる買い手を長期的に確保したい狙いがロシアにもある。
インドネシアのサンディアガ観光相は先週末、ロシアが「国際市場価格よりも約30%安い価格で」石油を販売すると提案してきたと、インスタグラムに投稿した。
ただ、ジョコ大統領が提案を検討しているものの「相違がある。米国の通商制限にインドネシアが抵触する不安もある」と説明した。
ウクライナ侵攻を巡るEUの第6次制裁では、ロシア産石油の域内輸入や、第三国への輸送に域内企業が保険や金融サービスを提供することが禁じられている。
この禁止は12月5日に発効する見通し。
なお、米国当局者は現在の枠組みでは石油価格を大きく押し上げ、ロシアを利する結果になると指摘している。
設定価格内で第三国に販売されるロシア産石油を保険・金融サービス提供禁止の対象外とする案が浮上している。
ひとこと
ロシアの懐を増やす動きが出ないよう経済制裁を徹底すべきだろう。