欧州中央銀行(ECB)は歴史的な0.75ポイントの利上げを決めた。
成長見通し悪化の中でもインフレとの闘いを加速させ、今後「数回の」追加利上げを実施する方針も示した。
成長見通し悪化の中でもインフレとの闘いを加速させ、今後「数回の」追加利上げを実施する方針も示した。
中銀預金金利は0.75%に引き上げられた。利上げ幅は過半数のアナリストの予想に一致した。
大幅な利上げはユーロ圏のインフレがエネルギー以外にも広がる動きや、ユーロ安への懸念の強まりを浮き彫りにする。
声明で、「この大きな一歩は現在の極めて緩和的な政策金利水準から、インフレ率を適切な時期に目標の2%に戻す金利水準への移行を前倒ししたものだ」とし、「今後数回の会合でのさらなる利上げを想定している」と表明した。
ラガルド総裁は記者会見で、利上げ決定は全会一致だったと明らかにした。0.75ポイント利上げは「標準」ではないとした上で、「断固とした行動を取る必要があった」と説明した。
さらに「会合ごとに見直す指標が大幅な利上げが必要だと示唆するのなら、そうするだろう」と明言。利上げが想定される今後「数回」とは何回を指すのかと問われ、「恐らく今回を含めて2回を上回るが、5回は下回るだろう」と答えた。
短期金融市場はECBの追加引き締めに対する見方を強め、市場が織り込む10月会合での0.75ポイント再利上げ決定確率は40%に上昇した。
ECBが出遅れているという主張に対しては、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の純購入停止を決めた昨年12月に正常化への歩みを開始したと総裁は反論してみせた。
「この動きを前倒しして継続する」と述べた。
「この動きを前倒しして継続する」と述べた。
ECBは今年と来年のインフレ率予想を上方修正した。
2024年の予想も2.3%と、従来の2.1%から引き上げた。23年の成長率予想は0.9%と従来の2.1%から下方修正したもののエコノミスト予想値である0.7%よりも依然楽観的だ。
2024年の予想も2.3%と、従来の2.1%から引き上げた。23年の成長率予想は0.9%と従来の2.1%から下方修正したもののエコノミスト予想値である0.7%よりも依然楽観的だ。
ひとこと
財務省、金融庁、日銀の会合で急激な円安への対応を話し合い記者会見したが、持たざる経営やかんばん方式の浸透でインフレ対応力が欠落している企業群が多く、価格変動には脆弱である実態を理解していない甘さがありありだ。


