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2024年02月02日

世界の株式市場の今後は「厳しい局面」に直面


 UBSグループ
   アンドルー・ガースウェート氏
が率いる同行ストラテジストは29日の顧客向けリポートで、世界の株式相場は過去最高値付近で推移しているが、ここからは「厳しい局面」に向かうと、指摘した。
 
 経済成長の鈍化が企業の業績予想を圧迫し始めるというのが理由。

 国内総生産(GDP)の伸びが失速している環境下での大幅増収の予想は「極めて異例な」ミスマッチだと指摘した。
 金利上昇の遅効的影響と賃金上昇が利益率に悪影響し、企業業績は期待外れになる公算が大きいとしている。

 飛ぶ鳥を落とす勢いのハイテク企業にけん引され、先進国の株価動向を示すMSCIの世界株式指数は過去最高値まであとわずかに迫っている。
 昨年終盤に始まったラリーは利下げ観測が背景にある。

 UBSのストラテジストは「今のところ、市場は弱い経済データを好材料として受け止めている(利下げ回数が増えるとの期待で)」と指摘したが。「ある時点でこの関係は逆転する」と論じた。

 同行は、こうした環境下では一般消費財や医薬品、ソフトウエアなどのディフェンシブセクターを選好するとしている。

 また、UBSは、2023年に株価を支えた要因が今年は姿を消しつつあるとも指摘した。
 米国での過剰貯蓄の減少と、財政支援策の後退だ。

 ガースウェート氏は、経済見通しが比較的良好な新興国市場の株式を選好する一方、欧州には最も弱気な姿勢を示す。
 その欧州の中では「異常に割安なディフェンシブ市場」だとして英国を選好している。

 

posted by まねきねこ at 00:00 | 愛知 | Comment(0) | TrackBack(0) | 市場散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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