ハワード・スタンリー・マークス(Howard Stanley Marks)
1946年4月22日 ー
米国の投資家で著述家。
マークス家は民族的にはユダヤ系であったが、クリスチャン・サイエンスの信仰の下、ニューヨーク市クイーンズ区で育った。
ペンシルベニア大学のウォートン・スクールで学び、1967年に財政学専攻でカム・ロード(優等賞)を得て卒業した。
なお、副専攻は日本学であった。
23歳の時、シカゴ大学ブース・スクール・オブ・ビジネスで会計学とマーケティングを学び、経営学修士 (MBA) を取得し、ジョージ・ヘイ・ブラウン賞 (George Hay Brown Prize) を受賞した。
その後、ニューヨークに戻って働き始め、大手金融機関のシティバンクの役員を務めた後、1980年にカリフォルニア州ロサンゼルスヘ移った。
1985年に投資会社
マークスはCFA協会認定証券アナリスト であもある。
1985年に投資会社
TCWグループ
に加わり、ハイイールド (High Yield)、コンバーティブル・セキュリティーズ (Convertible Securities)、ディストレスト・デット (Distressed Debt) などのグループを組織し主導した。
1995年に、TCW を離れて投資会社
(Oaktree Capital Management )
の共同創設者となった。
2015年には、『フォーブス』誌のアメリカ人長者番付で、アメリカ合衆国で338位(総資産19.5億ドル)と報じられた。
投資家の間では、マークスが顧客に
詳細な投資戦略
や経済情勢への洞察を伝えるため
「オークツリー・メモ (Oaktree memos)」
を公開することで知られている。
2011年には『投資で一番大切な20の教え―賢い投資家になるための隠れた常識 (The Most Important Thing: Uncommon Sense for the Thoughtful Investor)』を出版した。このほかにも投資関係の著書が複数ある。