ドイツのリントナー財務相は5日、フランクフルトで開催されたブルームバーグのイベントで、景気拡大がほとんど、あるいは全くない期間が長く続いており、この影響を回避するのは難しいと認めたうえ、経済を成長させることができていないため以前に比べて国が貧しくなっていると語った。
企業寄りの姿勢で知られる自由民主党(FDP)の党首を務めるリントナー氏は「ドイツはもはや競争力に優れてはいない。ドイツは成長できておらず、貧しくなっている。後れを取っている」と述べた。
この発言は、ドイツ経済の苦境ぶりを浮き彫りにするもので、新型コロナウイルスのパンデミックが収束して2年目に入るが、ドイツ経済はせいぜいわずかな拡大しか見込まれていない。
また、「ドイツ政府がこの分析から結論を何も導き出さないというのは、自分には考えられない」とも語った。
今週発表される鉱工業生産は、コロナ禍を除く金融危機以降で最低の水準となる可能性がある。
なお、リントナー氏が発言する数時間前に発表された経済協力開発機構(OECD)の経済見通しでは、ドイツ経済の今年の成長率予想はわずか0.3%と、前回の見通しから半分に引き下げられた。
20カ国・地域(G20)全体の2.9%を大きく下回るほか、ユーロ圏の0.6%にも遠く及ばない。
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