JCフラワーズ＆カンパニー(J.C. Flowers & Co.) プライベート エクイティ投資会社

JCフラワーズ＆カンパニー

　　　　　(J.C. Flowers & Co.)
　金融サービス部門への投資に重点を置く米国のプライベート エクイティ投資会社

　2001 年に設立され、ニューヨーク市に拠点を置き、元ゴールドマン・サックスのパートナーである億万長者

　　　クリストファー・フラワーズ

によって経営され、 ２つのプライベート エクイティ ファンドを管理している。

　運用資産　 150 億ドル以上(2017 年)

　JC Flowers I LP は 9 億ドルのコミットメント資本で 2002 年にクローズされた。

　JC Flowers II LP は 70 億ドルのコミットメント資本で 2006 年にクローズされた。

　金融サービスセクターのみに焦点を当てていた。

　ヨーロッパの JC Flowers は、マネージング ディレクターのDavid Morganが率いている。

　2006 年末、JC Flowers はルクセンブルクの PanEuroLife という会社を買収し、NewPELGroup の構築を開始した。

　JC Flowers は、計画されていたが実現しなかった多くの注目を集める取引にも積極的に取り組んできた。

　2007年半ば、JCフラワーズ率いる投資家グループは

　　　サリーメイ

を約250億ドル（米ドル）で買収する契約に署名した。

　JCフラワーズとフリードマン・フライシャー・アンド・ロウに同社の株式の50.2パーセントを与えることになった。

　しかし、この取引は失敗に終わった。

　2007年末、JCフラワーズは経営難に陥った英国銀行

　　　ノーザン ロック

に入札した多くの企業のうちの 1 社。同年、12月に入札から撤退した。

　2008年1月21日、JC フラワーズは

　　　フレンズ プロビデント

に対して40億ポンドの非公式入札を行ったが、 35億ポンドの修正入札は拒否された。

　2008年3月14日、JCフラワーズが経営難に陥った米国の投資銀行

　　　ベア・スターンズ

の買収交渉を行っていると報じられた。

　2008年4月16日、JC フラワーズはハイポ リアル エステート グループの株式 24.9% を 1 株あたり 22.50 ユーロの価格で購入するオファーを発行した。

　2010年7月、JCフラワーズは英国の

　　　ケント・リライアンス・ビルディング・ソサエティ

の株式を購入する意向を発表した。

　なお、この取引は2011年2月1日にワンセービングス・バンク・ピーエルシーの設立により完了した。

　2012年12月、JC フラワーズは

　　　ロイヤル バンク オブ スコットランド グループ

によって再競売にかけられている 316 支店に対して拘束力のない第 1 ラウンド入札を行ったと報じられた。

　2013年7月、JCフラワーズは経営不振に陥ったイギリスの銀行

　　　ノーザン・ロック

のローンを4億5000万ポンドで買い取ることに同意した。

　2016年10月、JCフラワーズは英国第2位の

　　　オンラインファンドスーパーマーケット

を設立するため、小規模なライバル

　　　インタラクティブ・インベスターズ

による小売証券会社TDダイレクト・インベスティング・ヨーロッパの買収を支援した。

　2017年5月、JCフラワーズは金額非公開で保険会社UKジェネラルの買収を完了した。

主な投資先　

　・Chi-X Australia と Chi-X Japan、Chi-Tech 香港

　・あんスターグループ
　・新生銀行
　・NIBC バンク NV
　・Hypo Real Estate Group (ドイツ) (旧 24.9%)
　・第一銀行(ルーマニア) (76.1%)
　・HSH ノルドバンク(ドイツ) (26.6%)
　・フォックス・ピット・ケルトン・コクラン・カロニア・ウォーラー
　・Equita Sim (イタリア) (50.01%)
　・ユーロヴィータ (イタリア) (78.19%)
　・MFグローバル(米国) (6.8%)
　・One Savings Bank (英国) - 住宅ローン専門金融業者