ルイス・カムフォート・ティファニー（Louis Comfort Tiffany） 米国におけるアール・ヌーヴォーの第一人者

ルイス・カムフォート・ティファニー

　　　　　　　　　（Louis Comfort Tiffany）

　　　1848年2月18日-1933年1月17日

　米国の金細工師、宝飾デザイナー、ガラス工芸家、アート・ディレクター

　米国におけるアール・ヌーヴォーの第一人者として知られ、主にステンドグラスやモザイク加工のガラスランプの製作などにおける芸術家として有名。

　ティファニー社の経営者であるチャールズ・L・ティファニーの息子として生まれ、イーグルスウッド・ミリタリー・アカデミー（陸軍士官学校）を出た。

　その後、家業である宝飾店への経営参加を拒否して画家となるためにニューヨークの

　　　ジョージ・イネス

　　　サミュエル・コールマン

に師事して絵画を学んだ。

　後にパリに遊学しレオン・バリーにも師事を受けている。

　
　1872年 最初の妻であるメアリ・W・コダードと結婚した。
　1875年 ガラスの製造・工芸に惹かれ、1878年までブルックリンのガラス製造所にて働いた。

　1879年 父の事業との連携・支援の下で

　　　サミュエル・コールマン

　　　ロックウッド・D・フォレスト

と共に最初のガラス製造所を立ち上げた。
　1884年 メアリが死去した。

　
　1885年 よりガラス工芸に打ち込みたい思いから最初のガラス製造所を解体。

　共営に因らない自分のガラス工芸スタジオである『ティファニー・スタジオ』をニューヨークに立ち上げた。
　ルイーズ・ノックスと1886年に結婚した。

　
　新工房『ティファニー・グラス』を1893年 にニューヨークに立ち上げだ。
　1900年 パリ万国博覧会にて『ティファニー・スタジオ』作品を出展した。

　ニューヨーク・アール・ヌーヴォーの第一人者として、本家ティファニー社作品を凌ぐ評判と名声を得た。

　
　1902年 父親チャールズが死去した。

　ティファニー本社のアーティスト・ディレクター部門顧問に就任した。
　1904年 ルイーズが死去した。

　自らの家屋芸術の粋を極めた84部屋の邸宅

　　　ローレルトン・ホール』

を建設してその中に自らの最高傑作を納めた『エー・コレクション（A-Call. ）』を収めた。
　

　1918年 ティファニー本社の顧問職を退任した。
　1928年 『ティファニー・スタジオ』が倒産した。
　1933年 ニューヨークにて死去し、『ティファニー・スタジオ』を閉鎖した。
　1957年 ローレルトン・ホールが火災で消失した。