中国での消費減速に対する懸念がこの1年の大半、高級品業界を悩ませてきた。
先週はファッションブランド最大手の一角、グッチが問題の大きさを突き付けられたという。
フランス高級品メーカーの
ケリング
は先週、傘下のグッチについて、中国での販売が1−3月(第1四半期)に大きく減少していることを明らかにした。
これを受けてケリングの時価総額は90億ドル(約1兆3600億円)消失した。
ケリング
は先週、傘下のグッチについて、中国での販売が1−3月(第1四半期)に大きく減少していることを明らかにした。
これを受けてケリングの時価総額は90億ドル(約1兆3600億円)消失した。
他の高級ブランド(LVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン など)にも中国での消費減速の影響は表れ始めている。
スイスの高級腕時計は2月に輸出、が減少した。
中国本土向けは前年同月比25%、香港向けは同19%それぞれ減った。
アナリストの間では、中国での高級品需要は年内に一段と冷え込むと予想されている。
中国本土向けは前年同月比25%、香港向けは同19%それぞれ減った。
アナリストの間では、中国での高級品需要は年内に一段と冷え込むと予想されている。
中国で高級品を購入してきた世代は、現金の使い道について以前よりも選別色を強めているようだ。
失業の増加や不動産市場の低迷が消費者信頼感を損なっている。
デフレ圧力により世界最大級の消費市場である中国の経済成長に対する懸念が深まっている。
失業の増加や不動産市場の低迷が消費者信頼感を損なっている。
デフレ圧力により世界最大級の消費市場である中国の経済成長に対する懸念が深まっている。
ひとこと
中国経済を牽引してきた中国共産党幹部等の特権階級の消費が後退している背景に注目すれば、金のなる木である不動産業界の地盤沈下が大きな景況を起こしている。