市場散歩   注目銘柄   One Milestone   証券会社

2024年05月02日

イートロ(eToro) イスラエルのネット証券企業で暗号資産(仮想通貨)、株式、通貨、コモディティなどに対応している。

イートロ(eToro) 

 売上高  6‥05億ドル(2020年)
 営業利益 0.87億ドル (2020年)
 従業員数 1,200人 (2020年)
 
 イートロは、暗号資産(仮想通貨)、株式、通貨、コモディティなどに対応したイスラエルのネット証券企業。
 ロシアの国営金融会社Sberbankや日本のソフトバンク・ビジョン・ファンド2などが出資している。
 また、2023年4月13日からはTwitterとの協業も行っている。

 イートロは、為替取引や株取引、商品取引を差金決済取引 (CFD) 取引形態で提供するオンライン専用の会社。
 SNSトレードとしては世界最大級であり、2014年2月時点で140カ国以上275万人以上のユーザーが取引を行っている。

 イートロは、取引形態に特徴がある。
 自身の判断で、世界中の主要な株式銘柄・為替指数・商品指数に投資することをはじめ、優れたトレーダーの売買をコピーして投資することもできる。
 逆に、自身が他人から優れたトレーダーと判断されれば、他人からコピーされて条件に応じた報酬を受け取ることができる。
 
 イートロは、2007年にテルアビブでYoniAssiaとRonenAssiaの兄弟とDavidRingによってRetailFXとして設立された。
 当初は、為替取引のプラットフォームを提供し、その後にインターネット上で取引のできる
   「ウェブ トレーダー」(Web Trader)
を運用してきた。
 2010年、イートロは「CopyTrading」機能とともにeToroOpenBookソーシャル投資プラットフォームをリリースした。
 eToroトレーディングプラットフォームにより、投資家はネットワークのトップトレーダーを自動的に表示、フォロー、コピーすることができる。
 2007年から2013年の間に、同社は4ラウンドの資金調達で3,150万ドルを調達した。
 2014年12月、eToroはロシアと中国の投資家から2700万ドルを調達した。

 2017年12月、eToroとCoinDashは、ブロックチェーンベースのソーシャルトレーディングを開発するため提携した。
 2018年、eToroは民間資金調達ラウンドでさらに1億ドルを調達した。
 全体として、1億6200万ドル以上が、Spark Capital、SBI Holdings、ドイツのCommerzVentures、中国のPing An Insurance銀行、ロシアの国営金融会社Sberbank、韓国のInvestment Partners、テクノロジーに焦点を当てたBRMGroupと中国民生金融ホールディングスなどの投資会社によって、eToroに投資されている。

 他の投資家には、Eli and Nir Barkat、Alona Barkat、Chemi Peres and Pitango VCファンド、Digital Currency Group、Softbank、Betsy Z. Cohen、Eddy Shalev and Genesis Partners、Avner Stepak(Meitav Dash Investment House)、Bracket Capitalが含まれている。

 2013年、eToroは株式とCFDに投資する機能を導入し、110の株式商品を最初に提供した。
 同年、eToroは、FCA規制当局から、子会社のeToro UKの下で英国でサービスを提供することを承認された。
 2017年にさらに9つの暗号通貨を追加する前段階として、2014年1月、eToroは投資商品にビットコインを追加した。
 2023年2月22日ニューヨーク州で暗号資産サービスライセンスを取得している。
 同年3月22日、ソフトバンク・ビジョン・ファンド2を筆頭に2億5000万ドルを調達した。

 同年4月13日、eToroと協業しツイッター上で株式や暗号資産(仮想通貨)の価格情報を確認できるようにすると発表した。

 事務オフィスは、イギリス、キプロス、アメリカ、オーストラリアに設営されている。

 イートロ・オープンブックでは、世界中の主要な株式、為替、商品、ビットコインへ投資を行うことができる。
 この取引形態は、差金決済取引 (CFD) となっており、元金を失うリスクがある。
 FacebookアカウントやTwitterアカウント、リンクドインアカウントを利用して登録できる。
 各投資先について、世界中の参加者のコメントを拝見できたり、自身でもコメントを書き込むことができる。

 イートロ・オープンブックには、2つの大きな特徴がある。
 1つ目の特徴は、他人のトレードをコピーできることである。最低50ドルの資金で、優秀なトレーダーの取引をコピーすることができる。
 コピーしたトレーダーの利益率に応じて、利益もしくは損失が生まれる。
 株や為替などの取引経験が少ない人でも、比較的容易にトレードを行うことができる。

 2つ目の特徴は、自分が優れたトレーダーであれば、他人からコピーされる場合もあることである。
 自分の取引をコピーするユーザーが増えれば、コピー者数に応じて報奨金を受け取ることができる。

 日本のFX取引業者であるEZインベスト証券(旧:プライベートエクイティ証券、王子証券、GKFX証券)の株主であり、7.63%を保有している。
  
    
posted by まねきねこ at 20:22 | 愛知 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | よもやまばなし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック