欧州の航空機メーカー、エアバスは、中国に対しA330neoを100機余り販売する方向で話し合いを進めていることが顕になった。
中国の習近平国家主席が先月フランスを訪問し、マクロン仏大統領と会談して以来、交渉に弾みがついたようだ。
この事情に詳しい関係者によると、購入を検討しているのは複数の中国大手航空会社だが購入条件はまだ協議中であり、買い入れる時期も固まっていない。
なお、非公開情報だとして関係者が匿名を条件に語った内容が市場に流れた。
なお、非公開情報だとして関係者が匿名を条件に語った内容が市場に流れた。
米国との貿易や軍事的な緊張が高まる中で、中国は5年間の中断を経て再開した米ボーイングからの輸入を再び停止し、同社とエアバスとの対比が鮮明になっており、姑息な手段で欧米の間に楔を打ち込む思考が働いている。
4日の欧州市場では、エアバスの株価は一時0.3%高となった。
年初来の上昇率は12%だが、機体問題で売られているボーイング株は今年29%下げている。
年初来の上昇率は12%だが、機体問題で売られているボーイング株は今年29%下げている。