ロバート・コックス・マートン
(Robert Cox Merton)
1944年7月31日生まれ
アメリカ合衆国の経済学者
ニューヨーク市マンハッタン出身
フィッシャー・ブラックとマイロン・ショールズが開発した
ブラック・ショールズ方程式の数学的証明
で1997年ノーベル経済学賞を受賞した。
コロンビア大学教授で20世紀中盤のアメリカ社会学を代表する偉大な社会学者
ロバート・キング・マートン
は、彼の父親である。
1966年に学部は違うが父親が教授を勤めるコロンビア大学で学士号(Engineering Mathematics)を取得した。
1967年にカリフォルニア工科大学で修士号(Applied Mathematics)を取得した。
1970年にMITで博士号(経済学)を取得する(ポール・サミュエルソンの指導を受けた)。
1970年〜1988年にMITスローン・ビジネススクールの準教授、教授に就任した。
1988年〜1998年にハーバード・ビジネススクール教授(the George Fisher Baker Professor of Business Administration )に就任した。
1997年にノーベル経済学賞受賞した。
1998年〜2010年にハーバード・ビジネススクール教授(the John and Natty McArthur University Professor)となった。
2010年にハーバード大学をやめ、同大学名誉教授となった。
2010年〜現在にMITスローン・ビジネススクールに移った。
マートンとマイロン・ショールズの2人が役員とし、その金融理論を実践するために設立させた投資会社
1998年〜2010年にハーバード・ビジネススクール教授(the John and Natty McArthur University Professor)となった。
2010年にハーバード大学をやめ、同大学名誉教授となった。
2010年〜現在にMITスローン・ビジネススクールに移った。
マートンとマイロン・ショールズの2人が役員とし、その金融理論を実践するために設立させた投資会社
LTCM(ロングタームキャピタルマネージメント)
は、アジア通貨危機におけるソブリン債券の売買などで一時期年率40%の利益を上げていたが、1998年のロシア経済危機を読み違え多額の損失を出し破綻した。(参考情報)
(当時、グリーンスパンFRB議長がニューヨーク地区連銀に支援を指示し、低金利融資させたことが起点となり、サブプライム融資が拡大し、役10年後のリーマンショックが引き起こされたとの見方もある。)
マートンとショールズは、ノーベル賞で一躍有名になってから1年足らずで、今度は衝撃的な倒産劇で悪名を轟かせた。