フランスとドイツの有権者は9日に行われた
欧州議会選挙
で自国リーダーに大打撃を与えた。
フランスではマクロン大統領が率いる与党連合が極右政党の国民連合(RN)に惨敗した。
マクロン大統領は、国民議会(下院)を解散し、新たな選挙実施を表明した。
夏季五輪の開催を目前に控えた
フランスが政治的混乱に陥る恐れ
が出てきた。
で自国リーダーに大打撃を与えた。
フランスではマクロン大統領が率いる与党連合が極右政党の国民連合(RN)に惨敗した。
マクロン大統領は、国民議会(下院)を解散し、新たな選挙実施を表明した。
夏季五輪の開催を目前に控えた
フランスが政治的混乱に陥る恐れ
が出てきた。
Ifopが9日に発表した推計によると、極右のマリーヌ・ルペン氏率いるRNの得票率は32%と、予想通りの水準だった一方、マクロン氏率いる与党連合は15%にとどまった。
マクロン氏はテレビ演説で、第1回投票が6月30日、決選投票は7月7日に実施されると述べた。
国民議会での新たな選挙はフランスの議員が対象で、大統領自身に対する審判を直接仰ぐものではない。
国民議会での新たな選挙はフランスの議員が対象で、大統領自身に対する審判を直接仰ぐものではない。
ユーロは週明けの取引開始直後に一時0.3%安の1ユーロ=1.0766ドルまで下落し、約1カ月ぶりの安値を付けた。
ドイツでは、ショルツ首相率いる与党・社会民主党(SPD)が過去最悪の結果となった。SPDは野党保守系政党連合と極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」にも後れを取り、3位に転落した。
欧州議会選は今後5年間の任期を務める720人の議員を選出するもので、欧州連合(EU)域内の約3億6000万人が投票権を持つ。