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2024年07月17日

発言への反応は付け足しの講釈、円ショートの解消で日銀とFOMC会合前の利益を確定しただけだろう

 17日の日本時間、外国為替市場の円相場は対ドルで1%余り上昇した。
 円安是正のため日本銀行の利上げを要求した
   河野太郎デジタル相
のインタビュー記事をきっかけに、海外投資家を中心に
   円売りポジション
を巻き戻し利益を懐に入れる動きが強まり、円が全面高となったが、日銀の介入の値踏みが意識されており、逆に懐に入った資金で強く売り込まれかねない程度の円高では主導しているのが海外国際資本などでこのままでは再び反転されてしまいかねず、危険が大きいだろう。
 
 円は一時前日比1.4%高の1ドル=156円10銭と、6月12日以来の高値を付けた。
 政府・日銀が円買い介入を実施したとの観測が浮上した11日以降、約38年ぶりの安値圏である161円台後半から156円台後半まで5円近く、急速な円高が進んだが継続するかどうかは未知数だ。
 また、日本が円高時に為替介入して手に入れた米ドルを米国債権の購入にまわしたが、ロールオーバーすることなく円に交換出来ているのかが明らかにすらなっていない。

 河野デジタル相は17日、ブルームバーグテレビジョンに出演し
   急激な円安
がもたらす国内物価への影響などの問題を強調したが、これまで10円以上円が売られる中なぜ何も言わなかったのか疑問だ。
 円の価値を高め、エネルギーや食料品のコストを引き下げるために政策金利を引き上げるよう日銀に求めたが、本筋でいれば、保有している米国債権を市場で売り抜けたうえ、米ドルを円に交換する事も言わず、何やってんだという状態だ。
 政権の後継を狙った打算的な発言にも聞こえてしまう。
 
  
posted by まねきねこ at 21:00 | 愛知 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 市場散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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