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2024年08月10日

ディズニーの企業決算 動画配信が初の黒字もテーマパークが不振になるなど内容は強弱まちまち

 米国の娯楽産業大手ウォルト・ディズニーが発表した4−6月(第3四半期)決算は、動画配信サービスが初の黒字化を達成したものの、テーマパークの不振が相殺し、強弱まちまちの内容となった。

 米国内のテーマパークは
   コスト上昇
   需要低迷
が響き、売上高と利益がいずれも市場予想に届かなかった。
 フランスの「ディズニーランド・パリ」は五輪の影響で夏休みの旅行者が減ったほか、上海の施設では「中国のシクリカルな弱含み」にも言及した。

 入場者数への逆風は「向こう数四半期」続くとの見方も示し、7−9月(第4四半期)は1桁台半ばの減益を予想している。

 テーマパーク事業以外では予想外に好調な内容となった。
 一部項目を除く1株利益は1.39ドルに増加し、市場予想の1.19ドルを上回った。同社は通期の利益伸び率見通しを、従来の25%から30%に引き上げた。

 映画制作事業は2億5400万ドル(約370億円)の利益を計上し、一連の赤字に終止符を打った。
 6月に公開された傘下ピクサー・アニメーションの「インサイド・ヘッド2」がヒットし、追い風となった。
 また、動画配信事業でも4700万ドルの利益を確保した。
 2019年に旗艦ストリーミングサービス「ディズニー+(プラス)」を開始して以降、初の黒字となった。この数字には「Hulu(フールー)」と「ESPN+」も含まれている。

 今回の結果は、ディズニーのエンターテインメント事業にとって全般的な勝利となった。
 2022年に最高経営責任者(CEO)に復帰した
   ボブ・アイガー氏
は、映画事業の立て直しと動画配信事業の黒字化の2つを重要課題に掲げていた。
 売上高は3.7%増の232億ドルで、予想の231億ドルを上回った。
  
 
ひとこと
 事業分野ごとに黒字化を狙っており、入場料の引き上げに伴う施設の魅力がマッチするかどうか...

 
posted by まねきねこ at 05:00 | 愛知 | Comment(0) | TrackBack(0) | 市場散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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