BNYメロン・キャピタル・マーケッツの市場戦略・インサイツ責任者
ボブ・サベージ氏
は顧客向けリポートで、投資家はまだ円に対して弱気に過ぎるため、円ショートポジションの解消は続くだろうと指摘した。
円は1ドル=147円程度の現在の水準では安過ぎで、長期的な適正水準は100円の方に近いとの分析結果を明らかにした。
は顧客向けリポートで、投資家はまだ円に対して弱気に過ぎるため、円ショートポジションの解消は続くだろうと指摘した。
円は1ドル=147円程度の現在の水準では安過ぎで、長期的な適正水準は100円の方に近いとの分析結果を明らかにした。
「円ショートの痛手は、数カ月ではないまでも今後数週間は続くだろう。さらなるリスク圧縮が続き、8月は非常に不安定な月になるだろう」と続けた。
サベージ氏は、日米の経済データが乖離する可能性があるため1ドル=130−150円のレンジが日銀の新たな目標レンジだと考えるのは間違いかもしれないと述べた。
同氏は「現在の環境を考えると、巻き戻しで円が再び適正価格になるのには何カ月もかかるだろう」と指摘し、「そのため、米国の選挙と景気・信用サイクルが、日本と日本自身の経済成長と共に、鍵になるだろう」と分析した。