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2024年08月10日

車載チップ大手はEV先進国の中国に売上高を依存

 米国と同盟国の先端半導体企業が中国から手を引く一方で、決して先端ではない半導体の市場は中国への依存度を高めている。

 自動車搭載チップの大手メーカーにとって中国がいかに重要であるかが、最新の四半期決算で浮き彫りになった。
 需要を左右する電気自動車(EV)の普及が西側諸国では遅く、在庫が積み上がり、こうしたメーカーは販売に苦慮している。

 独インフィニオンテクノロジーズの最高経営責任者(CEO) 
   ヨッヘン・ハネベック氏
は、EV不振に回復拡大の見通しが依然立たない中で、中国の底堅さは同社の収益を支えていると述べた。
 また、米テキサス・インスツルメンツ(TI)は5つのプロダクト市場すべてにおいて、中国事業が最大20%伸びた。

 こうした半導体メーカーにとって、中国との関わりを深めるのはもろ刃の剣となり得る。
 地政学的な緊張が自動車セクターにも広がっているからだ。

 欧州連合(EU)と米国は中国からのEV輸入に関税を課している。
 中国政府は9日、EUによる反補助金関税は貿易ルールに反するとして、世界貿易機関(WTO)に提訴した。
 レガシーチップとも呼ばれる旧世代半導体についても、米欧は警戒の目を光らせている。

   
posted by まねきねこ at 10:19 | 愛知 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | onemile stone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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