米国の著名投資家ウォーレン・バフェット氏が投資する日本の5大商社株は、記録的な日本株暴落の影響でバリュエーションが大きく下がっており、保有していたアップル株やBOAなどを売却したことで現金保有額は2769億ドル(約40兆5700億円)と過去最高に達した同氏にとって、一段の保有比率引き上げを示唆していた銘柄を買い増す絶好の好機を作り出した。
バフェット氏は「投資の神様」「オマハの賢人」と呼ばれ同氏率いる投資・保険会社のバークシャー・ハサウェイがネブラスカ州オマハで毎年5月ごろに開く年次株主総会において、投資家への情報が繰り返し提供される。
なお、保有する5大商社株の資産価値は株価が暴落した1日以降の3営業日で約9800億円目減りしたが、その後の反発で、7日時点では損失が5500億円にまで縮小しているが円高に切り替わったことでドルベースで見れば損害は更に少なくなるというよりも黒字だ。
なお、保有する5大商社株の資産価値は株価が暴落した1日以降の3営業日で約9800億円目減りしたが、その後の反発で、7日時点では損失が5500億円にまで縮小しているが円高に切り替わったことでドルベースで見れば損害は更に少なくなるというよりも黒字だ。
ひとこと
バークシャーは今年2月に発表した23年10−12月期決算(第4四半期)で、5大商社株の含み益が80億ドル(当時の為替換算で1兆2000億円)だったことを明らかにしている。
その後の円売りで、為替が150円から160円台で日本株を購入したことを考えれば、ドルベースでは価値の減少は全くないだろう。