イランの革命防衛隊報道官
アリモハンマド・ナイニ氏
は20日、イスラエルに対するイランの報復には長い時間がかかる可能性があると述べた。
中東では、7月31日にハマスの指導者イスマイル・ハニヤがテヘランで殺害されたことに対する
イランによる報復攻撃
を警戒している。
ただ、過去のテロ行為同様に、イスラエル政府は、この殺害の背後にイスラエルがいることを肯定も否定もしていない。
ナイニは、イスラエルに対する報復の可能性について、「時間はわれわれに有利であり、この対応を待つ期間は長くなる可能性がある」と述べた。
イランの国営メディアによると、イランの指導者たちは状況をよく見極めており、イスラム共和国の対応は以前の作戦の繰り返しにはならないかもしれないと続けた。
イランとハマスは、ハニヤがイラン新大統領の就任式に出席した数時間後にイスラエルが攻撃を行い、ハニヤを爆撃して暗殺したと非難している。
なお、アントニー・ブリンケン米国務長官がガザ停戦に向けた進展を促すためにこの地域を訪れている。
このため、米国はイランと関係のある同盟国に対し、中東の緊張を緩和するよう説得するよう求めている。
ナイニは、テヘランはガザでの戦争を終結させ、ガザの人々を助けるような動きを支持すると述べた。
われわれは、米国が(ガザ)戦争の当事者であると考えていると続けた。