米国ボストン地区連銀のコリンズ総裁は22日、カンザスシティー地区連銀主催の年次シンポジウムが開催されるワイオミング州ジャクソンホールで、フォックス・ビジネスのインタビューに応じ、米連邦公開市場委員会(FOMC)が近く利下げを開始するとの見通しを示し、「どのようなペースが理にかなっているかは、データが示すだろう」と述べ、「あらかじめ設定された道筋はない」と続けた。
また「全般的に健全な状態にあると考えられる。この状態を維持することは、インフレを鈍化させるという意味において重要だ」と述べた。
雇用者数の年次基準改定については、予想されていたとした上で、「失業率は依然として非常に低い」と指摘したうえ、「労働市場は概して非常に健全であり、そうした健全な労働市場を維持することは重要だ」と語った。
最近のデータは経済が総じてなお良好な状態にあることを示していると指摘した。
インフレは顕著に鈍化しており、データを踏まえ、インフレ率が2%目標への道筋をたどっているという確信を強めていると述べた。
インフレは顕著に鈍化しており、データを踏まえ、インフレ率が2%目標への道筋をたどっているという確信を強めていると述べた。
失業率は7月に4.3%と上昇が続いているが、依然として歴史的な低水準にあり、労働参加率は堅調に推移している。
コリンズ総裁は、採用は減速しているがレイオフは増加しておらず、労働市場が秩序立った形で減速している状況を示しているとの見解を示した。
コリンズ総裁は、採用は減速しているがレイオフは増加しておらず、労働市場が秩序立った形で減速している状況を示しているとの見解を示した。
総裁は金利の「再調整は重要だと考えているが、漸進的に進めていくことになろう」とし、「あらかじめ設定された道筋はない」と付け加えた。