イングランド銀行(BOE 英中央銀行)の
ベイリー総裁
は23日米ジャクソンホール会合(カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム)で講演し、インフレに対する「勝利宣言には時期尚早」だが、インフレが根強く残るリスクは後退しているように見受けられると述べ、追加利下げに対して確信を深めつつあることが示唆された。
は23日米ジャクソンホール会合(カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム)で講演し、インフレに対する「勝利宣言には時期尚早」だが、インフレが根強く残るリスクは後退しているように見受けられると述べ、追加利下げに対して確信を深めつつあることが示唆された。
ベイリー氏は「インフレの二次的効果は予想よりも小さいようだ」と述べ、「今はインフレの本質的な持続性に関する判断が下方修正されつつあるが、それを当たり前だと考えるべきではない」と語った。
英中銀は今月、新型コロナウイルスの流行直後以来となる利下げを実施している。
政策金利を0.25ポイント引き下げ5%とした。
ただ、ベイリー氏の講演では、9月の追加利下げについて具体的に言及はなかった。
政策金利を0.25ポイント引き下げ5%とした。
ただ、ベイリー氏の講演では、9月の追加利下げについて具体的に言及はなかった。
その代わり、同氏はインフレが完全に落ち着くまで、金融政策の引き締めをある程度維持する必要があるとの昨年11月のガイダンスを繰り返した。
これは当局者が緩やかに利下げし、データの反応を注視していくとの印象を与える。
これは当局者が緩やかに利下げし、データの反応を注視していくとの印象を与える。
ベイリー氏は「インフレ率が中期的に目標の2%付近を維持することへのリスクが一段と解消されるまで、政策決定は十分な期間、景気抑制的でなくてはならない」と続けた。