中国でロケット打ち上げのトラブルが相次ぎ、住宅街の周辺に落下して爆発したり、住民が逃げ惑ったりする動画が交流サイト(SNS)に投稿された。
習近平指導部は「宇宙強国」建設を掲げ、今年は約100回のロケット打ち上げを目指す。
しかし、「何よりも安全を重視すべきだ」との声が上がっている。
河南省では6月30日に民間企業が実験していたロケットが誤って打ち上がり、上空で失速した。
火と煙を噴き出しながら地上に落下し、周辺にはマンションが立ち並んだ場所の地面に激突して大爆発した。
地元当局は死傷者はいないと発表したが、SNSには「危険すぎる。住宅街に落ちていたら多くの人が死んでいた」「なぜ人口密集地の近くで打ち上げるのか」などと安全対策の不備を非難する書き込みが殺到した。
同社は7月2日「深いおわび」を表明した。