米国株式相場では3日、S&P500種株価指数は世界の金融市場が大きく揺れた8月5日以来の大幅安となった。
米金融当局による
積極的な利下げの是非
を巡る手掛かりとして、市場参加者は今週発表される8月雇用統計に身構えている状況が背景となる動きだ。
積極的な利下げの是非
を巡る手掛かりとして、市場参加者は今週発表される8月雇用統計に身構えている状況が背景となる動きだ。
また、ストック・トレーダーズ・アルマナックによると、1950年以降の月別騰落率ではS&P500種とダウ工業株30種平均はともに9月が最悪となっている。
著名な投資家のバフェット氏が売却し、当局への届け出で持ち高を大きく減らしていることが明らかになっている、バンク・オブ・アメリカ(BofA)の逆張りセンチメント指標は先月、約2年半ぶりの高水準に上昇した。
著名な投資家のバフェット氏が売却し、当局への届け出で持ち高を大きく減らしていることが明らかになっている、バンク・オブ・アメリカ(BofA)の逆張りセンチメント指標は先月、約2年半ぶりの高水準に上昇した。
大型ハイテク銘柄の下げがきついくハイテク銘柄の比重が高いナスダック100指数は3%を超える下げとなった。
エヌビディアが大幅安となるなど、半導体銘柄が売られた。
エヌビディアが大幅安となるなど、半導体銘柄が売られた。
利下げは株式相場には追い風となる傾向にあるが、リセッションを防ぐために当局が急いで利下げに踏み切る場合は必ずしも投資会社の思惑通りには動かないそうではない。
ブルームバーグのエコノミスト調査によれば、8月雇用統計では非農業部門雇用者数が約16万5000人増と見込まれている。
実際にそうなれば7月の11万4000人増を上回るが、直近3カ月の平均では15万人強の増加にとどまり、2021年初期以来の小幅な伸びとなる。
また、失業率は4.3%から4.2%への低下が予想されている。
実際にそうなれば7月の11万4000人増を上回るが、直近3カ月の平均では15万人強の増加にとどまり、2021年初期以来の小幅な伸びとなる。
また、失業率は4.3%から4.2%への低下が予想されている。
同日発表された米経済指標では、8月のISM製造業指数が5カ月連続で活動縮小となった。
生産の指数は5カ月連続で低下したことになる。
縮小圏でさらに下げ、2020年5月以来の低水準に落ち込んでおり、新規受注の指数も縮小圏にとどまり、15カ月ぶりの低水準となった。
また、新規輸出受注も縮小が続き、1月以来の低い水準となった。
雇用指数は前月から上昇したものの、3カ月連続で縮小を示した。
生産の指数は5カ月連続で低下したことになる。
縮小圏でさらに下げ、2020年5月以来の低水準に落ち込んでおり、新規受注の指数も縮小圏にとどまり、15カ月ぶりの低水準となった。
また、新規輸出受注も縮小が続き、1月以来の低い水準となった。
雇用指数は前月から上昇したものの、3カ月連続で縮小を示した。