米大統領選の民主党候補ハリス米副大統領は8月に3億6100万ドル(約515億円)の選挙資金を集めた。
共和党候補のトランプ前大統領との資金集め競争で優位に立っている。
バイデン大統領が7月21日に選挙戦撤退を表明して以来、ハリス氏は6億1500万ドルを調達している。
これには同氏の選挙運動や民主党全国委員会、各州で集められた資金が含まれている。
ハリス氏は9月初め時点で4億400万ドルの資金を保持しており、トランプ氏の2億9500万ドルを大きく上回っている。
トランプ氏は8月に1億3000万ドルを集めたが、ハリス氏はその約3倍の資金を確保した。
両陣営とも、9月20日までに月次の資金調達データを連邦選挙委員会(FEC)に提出することが義務付けられている。
ハリス氏への献金急増は、同氏の立候補がいかに民主党を活気づけたかを裏付けている。
世論調査で民主党候補の支持率が上がり、調達資金の増加に拍車をかけている。
ハリス氏の選挙キャンペーン幹部ジェフリー・カッツェンバーグ氏は「大統領選史上最も草の根の資金集めに成功した月だ」と述べ、献金の95%は200ドル未満の寄付者からのものだと説明した。