米国オラクルが9日発表した6−8月(第1四半期)決算では利益が市場予想を上回った。
人工知能(AI)の需要が引き続き
クラウドコンピューティング事業
の収益拡大に寄与していることを示、株価は時間外取引で急伸した。
6−8月期のクラウド売上高は21%増の56億ドルで、市場予想と同水準だった。受注残の指標である残存履行義務は990億ドルで、カッツCEOは今年度中は増収に拍車がかかると述べた。
オラクルの株価は米株式市場時間外取引で一時約9%上昇した。
通常取引終値は139.89ドルだった。
発表資料によると、1株利益は一部項目を除いたベースで1.39ドルだった。
6−8月期売上高は7%増の133億ドル(約1兆9000億円)と、アナリスト予想平均では、1株利益が1.33ドル、売上高が133億ドルだった。
サフラ・カッツ最高経営責任者(CEO)は発表資料で、「クラウドサービスがオラクル最大の事業となったことで、当社の営業利益と1株利益の伸びは加速した」と述べた。
データベースソフトウエアで知られるオラクルは、アマゾン・ドット・コムやマイクロソフト、アルファベット傘下のグーグルに対抗するため、クラウドインフラ事業の拡大に注力している。
オラクルのクラウドは生成AIの作業分野での成功で評判を高めている。
オラクルは9日、自社のデータベースがアマゾン・ウェブ・サービスのクラウドで利用できるようにする新たな提携も発表した。
同様の提携をマイクロソフトやグーグルとも以前に結んでおり、オラクルのデータベース事業を一新する手段とアナリストらは受け止めている。


